山梨県高等学校体育連盟は11月6日、山梨県・西湖湖畔周回コース(男子42.195km、女子(21.0975km)で、全国高等学校駅伝競走大会山梨県予選会を行い、山梨学院大学附属高校は、2年連続となる男女アベック優勝をした。女子は、2位
・巨摩高校に2分18秒の差をつけ、桜井ゆかり(3年)が1時間18分57秒でゴールインし、2年連続4度目の優勝を果
した。男子は、2位・巨摩高校に3分50秒の大差をつけ、古屋大希(1年)が2時間15分17秒でゴールインし4年連続4度目の優勝を達成した。なお、山梨学院附は男女ともに12月23日、京都で開催される全国大会の出場権を獲得した。
女子 〜2連続4度目の優勝〜
山梨学院附女子は「4区が足を傷めていたので、1区・2区で出来るだけ他校に差をつけたかった」と鈴木杏由美主将が言うように、1区・本間夢香(2年)が疾風のごとく飛ばした。本間は区間賞で2位
の韮崎・小暮明香(1年)に49秒の差をつけ、2区・鈴木杏由美(3年)にトップでタスキを繋いだ。2区・鈴木、3区・網野桃子(1年)も区間賞と快走し、2位
の巨摩高校に1分57秒と、3区で早くも2位以下を大きく引き離した。4区で韮崎・清水忍(3年)は伝統高の意地をみせ区間賞の走りを見せるが、巨摩高校に次ぐ3位
。4区の山学附・渡辺圭(1年)は足を傷めながら粘りの力走で区間2位とトップを守り、最終区の桜井ゆかり(3年)にタスキを託した。「後方と差があったので」と言うように、桜井は余裕を持って走り、両手を上げ笑顔で2年連続4度目の優勝となるゴールのテープをきった。
男子 〜4連続4度目の優勝〜
山梨学院附男子は、早朝に思わぬトラブルに見舞われた。主将の渡辺がぜん息で苦しみ、オーダー変更を余儀なくされた。箱崎孝久監督は、急遽6区の塩野瑛己(1年)を4区に、6区に補員の遠藤裕人(2年)を抜擢した。1区・鈴木博(3年)、2区・清水幸次(3年)が区間賞の走りで、2位
の山梨園芸に51秒の差をつけ独走態勢に入った。3区の平井学(3年)は、区間3位
で後続に詰められるが、4区・塩野が区間変更にも拘わらず区間賞の快走で再び他校を引き離した。5区・鈴木誠(3年)も快調に飛ばし区間賞。6区・遠藤裕人は「走れるチャンスだ」と自分に言い聞かせ、区間4位
と実に落ち着いた走りで重責を果した。最終区の古屋大希(1年)は、区間賞の走りで右手人差し指を天に突き上げ、4年連続4度目の優勝のゴールに飛び込んだ。
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