関東ラグビーフットボール協会は12月9日午後、埼玉
県・熊谷ラグビー場で関東大学ラグビーリーグ1部・2部入替戦の山梨学院大学対専修大学戦を行った。
山学大は、前半開始18分に専大の9番・森岡、10番・吉田、15番・中川とパスを繋がれ、ゴール左へ先制のトライ5点を決められた。24分には、陣内左のゴール前ラインナウトのこぼれ球を森岡に拾われ、14番鈴木にゴール左にトライされ0対10とされた。27分と34分に9番・矢頭がペナルティーゴールを続けて成功させ6点を返した。35分陣内左の10メートル付近ラックから、専大・森岡にサイドを突破されトライ。吉田にはゴールを成功され、専大に6対17と突き放された。しかし、粘る山学大は、37分専大陣内右の22メートル内スクラムからサインプレーで、8番・坂田清、矢頭、6番・三角祐司と繋ぎゴール左にトライ。矢頭のゴールも決まり13対17とした。さらに 、40分に矢頭がペナルティーゴールを決め16対17と1点差まで追い上げて前半を終了した。
山学大は、後半に入り1分に専大陣内左の10メートル内ラックから、矢頭、10番・本田恵大、13番・米重貴博、15番・恩田大聖、11番・小野起と繋ぎゴール左にトライし、21対と17と逆転した。16分陣内中央ゴール前から専大8番・児玉
が飛び込まれゴール下にトライされる。吉田にゴールを決められ24対21と逆転された。しかし、27分小野がインターセプトして、そのまま50メートル独走して、再逆転となるゴール右にトライを決め26対24とした。ロスタイムともいえる40分、陣内ゴール前ラックから、専大・児玉
にゴール右にトライを許し、さらに吉田にゴールを成功され26対31とされ、3年連続となる1部復帰を絶たれた。
松澤友久監督は、「今日は、勝敗が最後の最後まで分からない試合だった」と前置きし、「前半、風上に立ながら得点をリード出来なかった。しかし、後半に風下にも拘わらず開始間もなく良く逆転した。負けはしたが、80点」と及第点をつけた。「このチームは、2・3年生主体の若いチームだが、強者を恐れず良く戦った。この前の拓大戦もそうだが天晴、一歩前のラグビーが出来た」「きっと、これが自信となって練習をして、1部復帰は勿論のこと、さらにその上を目指して昇っていってくれると信じている」と、部員の戦いを称えるとともに、来季に手応えを感じ取っていた。
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