第78回 東京箱根間往復大学駅伝競走【往路】
〜 山学・前半のリズム守れず 往路8位 〜


関東学生陸上競技連盟は1月2日午前8時スタート、東京・大手町読売新聞社前から神奈川県箱根町・芦ノ湖畔までの107.2kmで、東京箱根間往復大学駅伝競走【往路】を行った。山梨学院大学は、5時間42分53秒で往路15校中8位 。1位の神奈川大学との差は6分28秒、7位の帝京大学との差は27秒となった。1区・岩永暁如(商3)は、走る前に「山梨学院大学の岩永という名前を、お茶の間に伝えたい」と言っていたとおり、1時間4分25秒で区間4位 、1位と差わずか4秒と絶好の位置で、2区のオンベチェ・モカンバ(商1)に襷リレーした。箱根駅伝初出場のモカンバは、「寒いのは苦手。でも今日は、パーフェクトの出来だった」と言うように、中央大学、神奈川大学、順天堂大学を抜き去り、1時間8分35秒の区間賞で、チーム5年ぶりのトップで、3区・川嶋洋平(商3)に襷リレーした。1位 で襷をもらった川嶋は、「コンディションも良く前半は、早稲田大学の原田正彦(4年)に抜かれたものの自己ペースで走れた。しかし、15キロ地点でリズムが崩れ自分の走りが出来なくなった」と言うように、神大・下里和義(2年)にも抜かれ、1時間5分58秒の区間7位 で山梨学院は3位となった。3位で、襷を受けた4区・清田泰之(商4)は、「駄 目だった。主将としてチームに申し訳ない。神大・島田健一郎(2年)に翻弄された。走れない部員の気持ちを大切に結果 を出さなければいけないのに残念です」と唇を噛んだ。主将・清田は、区間8位 の1時間5分8秒で山梨学院は5位となった。初の山登りに挑戦した5区のデビット・カリウキ(商3)は、「2キロから左足に痛みを感じた」という走りで、1時間18分47秒の区間11位 と切り札としての精彩を欠いた。上田監督は「前半は思いどおりのレースが出来た。3・4区のマイナスをエースのカリウキで一発逆転できると期待していたが、残念です」と天を仰いだ。「明日は、上位 校とのタイム差を念頭に置き、それぞれがしっかり役割を果たしてくれることを信じています」と、語った。
     

復路
 
 

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