第55回秋季関東高校野球大会山梨県予選(第9日)
山梨学院附 8年振り4度目関東大会出場
〜 沢田 3ラン 9対2 7回コールド 〜
山梨県高校野球連盟は10月5日、甲府市の小瀬球場で第55回秋季関東高校野球大会山梨県予選(第9日)準決勝2試合を行った。第2試合目の山梨学院大学附属高等学校は、身延高等学校と対戦し9対2の7回コールドで勝ち決勝に進出するとともに、8年振り4度目の関東大会出場を果 した。山梨学院附は1回表、エース・佐藤元基が身延の1番・佐野隼希に右中間を破られる二塁打。続く2番・佐野武史に死球を与え。3番・遠藤宏の三塁への犠打が内野安打になりノーアウト満塁とされた。4番・青木寿弥に中前に適時安打を浴び1対0とされた。さらに、5番・穴山健太の中飛犠球で2対0とされた。2回裏、山梨学院附は今大会3試合無失点の右腕・望月崇仁から、5番・高橋一人が初球を中前安打し出塁。6番・徳良慎吾の投手への犠打で高橋が二塁アウト。しかし、7番・西島誠志の右安打で一・二塁とし、二死後、9番・渡辺博紀がカウント1−0から高目のカーブを左越え2点適時打を放ち同点とした。4回裏、山梨学院附は6番・徳良の死球を足がかりに、一死後8番・佐藤の犠打が相手投手の失策を誘い一・二塁とした。続く9番・渡辺が2個目の死球で満塁。1番・佐野の3個目の死球で、押し出しで徳良が生還し3対2と勝ち越した。2番・内村の打席で三塁ランナー佐藤が牽制球で誘い出され、三塁・本塁間に挟まれたが捕手が落球し、佐藤がホームインし4対2。内村の左前適時安打で5対2とした。3番・明石は初球スクイズで空振り、しかしキャッチが後逸し佐野が生還し6対2。明石は遊撃手ゴロの内野安打で一・三塁とした。明石は4番・沢田の打席に盗塁し二・三塁とした。沢田はカウント2−3のあと、インコース高目のストレートを叩き、右芝席に3ランとなる本塁打を打ち込み9対2と試合を決めた。沢田主将は、「ホームランは投手の球が速いので三振しないように、後につなげるようにミートに心掛けた結果 」と、関東大会では「選手には好不調の波があるので、スタンドもベンチも一丸となり、皆で一戦一戦勝って行きたい」と決意を述べた。鈴木英夫監督は「望月選手は屈指の好投手。1週間前から、どう崩そうかと秘策を練った。好投手にかかると打線が単発になるので、桎梏つなげる野球に徹した。4回にその成果 が出て快心の野球が出来た」と試合を振り返っり、関東大会は「まず、相手を見てから、桎梏」と答えた。明日、午後1時から小瀬球場で、東海大甲府高校と優勝を賭けて戦う。
 
第55回 秋季関東高校野球大会山梨県予選(10日目) 山学附 全員野球で 8年振り3度目の優勝
〜 佐野・沢田の3ラン 12対1で東海破る 〜
 
山梨県高校野球連盟は10月6日、甲府・小瀬球場で第55回秋季関東高校野球大会山梨県予選(10日目)3位 決定戦と決勝戦を行った。3位決定戦は、身延高校が帝京第三高校を5対0で破り3位 となった。決勝戦は、山梨学院大学附属高等学校が1番・佐野史学、4番・沢田大志の3ランなど14安打で東海大甲府高校を12対1で破り、8年振り3度目の優勝を決めた。山梨学院大学附属高校は1回表に、相手投手・岩倉亮から1番・佐野史学が四球を選び出塁、続く2番・内村賢介の犠打、3番・明石健志の二塁ゴロで二死三塁、4番・沢田大志が左中間を破る三塁適時打で1対0とした。 4回表、山梨学院附の6番・徳良慎吾は遊撃手への内野安打で出塁。7番・沖崎健史は遊撃ゴロで徳良が二塁でアウト。続く8番・佐藤元基が遊撃への内野安打で一・二塁。9番・渡辺博紀の犠打で二死二・三塁、一番・佐野がセーフティーバンドの内野安打で沖崎が生還し2対0とした。4回裏、エース右腕・佐藤元基は東海甲府の途中交代2番・清水満の二塁ゴロを明石が失策し出塁された。続く3番・市川勝久の犠打で一死二塁。4番・加藤孝紀に初球を叩かれライト線を破る二塁適時打を浴び清水に生還を許し2対1とされた。6回表山梨学院は、7番・沖崎が遊撃手の敵失を誘い出塁。8番・佐藤の犠打で沖崎は二塁に進塁。9番代打・清野は左前安打で一・三塁とした。1番・佐野はカウント1−1の後球を右芝生席へ3ランホームランを放ち5対1とした。続く2番・内村が安打で出塁し、3番・明石は二塁ゴロで二塁手二塁悪送球を誘い一・三塁とした。続く、4番・沢田の打席で明石が投手の悪投球の間に二塁を陥れ二・三塁。沢田は三球目を叩き投手のグローブを弾く中前、2点適時打で7対1とした。山梨学院附は8回に先頭1番・佐野が四球を選び出塁。内村の二塁ゴロで一死二塁。3番・明石は四球を選び一・二塁。4番・沢田はカウント1−3で迎えた5球目を、右中間を破るランニング3ランホームランで10対1とした。9回表、8番・佐藤、9番・清野が死球で一・二塁。1番・佐野の空振り三振でスチールを決め二・三塁。2番・内村の右中間への二塁適時打で12対1と試合を決めた。 投げては、エース右腕・佐藤元基が8回まで5安打1失点と力投し、9回を左腕・沢田大志が締め継投で東海大甲府打線を封じ込めた。