
第85回全国高等学校野球選手権記念山梨大会の組み合わせ抽選会が6月19日、甲府市総合市民会館で開催され、参加40校が出席した。
開会に先立ち、今春の関東大会で準優勝した東海甲府高校の
市川勝久主将から準優勝盾が披露されると会場から健闘を称えた拍手が沸き起こった。
開会式では、
一ノ瀬公雄山梨県高野連会長が「寸暇を惜しんで好きな野球を一生懸命やることが野球の原点、結果は後でついてくる。本大会でも一生懸命に野球をしていただきたい。それが保護者や地域の人々への恩返しになる」と挨拶。引き続き、
馬郡昭彦朝日新聞甲府支局長が「いまや山梨の野球は全国でトップに立つことも夢ではない。ベストの状態で大会に臨み代表を目指して頑張ってもらいたい」と選手を激励した。予備抽選の後、20余校の選手宣誓希望の主将による抽選が行われ、日本航空高校の
豊泉啓介主将に決定した。豊泉主将は「悔いが残らないように選手宣誓に申し込んだが、封筒を開けたら選手宣誓決定と書いてあり、吃驚し冷や汗が出た」と振り返り、「当日は、高校生らしく爽やかに宣誓したい」と語った。

抽選会は、Aシード校・
東海大甲府、
甲府工業、
帝京第三、
市川の抽選が行われAパートAブロックに東海大甲府、AパートBブロックに市川、B
パートAブロックに甲府工業、B パートBブロックに帝京第三がシード決定した。引き続きBシード校・大月短大附、吉田、山梨学院附、石和の抽選が行われ、AパートAブロック(東海大甲府)に石和、AパートBブロック(市川)に山梨学院附、B
パートAブロック(甲府工業)に大月短大附、B パートBブロック(帝京第三)に吉田がシード決定した。

山梨学院大学附属高等学校は
沢田大志主将が封筒を引き、Aパート、Bブロックで、大会3日目の第3試合、小瀬球場で午後2時、北杜高等学校と対戦することが決まった。沢田主将は「佐藤投手を打線が援護し、一戦々勝って代表を目指したい」と決意を述べた。山梨学院附は、第77回・第78回・第82回に次ぐ通算4回目、春夏通算5回目の甲子園出場を目指して戦う。この大会の模様は、朝日新聞、山梨日日新聞を始めとする各新聞社。また、テレビ中継はNNS甲府CATVが1回戦から準々決勝までを生放送で、準決勝と決勝は録画放送で全試合を放送する。実況中継する
福士康啓アナは「高校野球は全ての試合が球史に残る。今年もそれぞれのドラマを、熱く伝えたいと思います。また、球児たちに勇気を与える応援メッセージも番組で紹介していきますので、FAX:緑ヶ丘球場 055‐251‐1489、小瀬球場055‐243‐1489、メール:yakyu@nns‐catv.co.jpまでお寄せください」と話した。今年から再放送が無いので録画を忘れないようにしたい。今大会は9日間で、7月12日に開幕し7月26日に決勝が行われる予定。この期間、球児達の熱き戦いが繰り広げられる。