山梨学院パブリシティセンター
“シリーズ選抜に挑む”[ホッケー部]
〜雪を懸命に除き1カ月ぶりにようやく練習再開〜
〜創部8年目ながら早くも5回目の全国選抜出場〜

春の全国高等学校選抜大会に山梨学院高校から出場するチームを紹介する“シリーズ選抜に挑む”第2回はホッケー部を取り上げる。山梨学院高校ホッケー部は2007年4月に創部され、まもなく8年目を向える歴史の浅いチームだが、選抜大会出場は早くも5回目、一昨年は決勝に進出し準優勝した実績を持つ。10月の関東大会で栃木代表の今市高校に次ぐ準優勝の成績で出場権を獲得した。2月8日の最初の大雪でホッケースタジアムが雪に埋まり、大学チームと力を合わせやっと除雪を終えたら、2月14日に観測史上最高の114cmの未曾有の大雪、再び降り積もった雪と格闘する日々、結局1か月間練習をすることが出来なかった。フィールド練習を再開させたのは期末試験が終わった7日か ら、選手たちは遅れを取り戻そうと猛練習に励んでいる。


高校ホッケー部は3月26日(水)から30日(日)に岐阜県各務原市・岐阜県グリーンスタジアムで開催される第45回全国高等学校ホッケー大会に出場する。ブロック予選を勝ち抜いた15校と開催地代表校1校が出場、山学高は栃木・今市高とともに関東代表として3年連続5度目の出場をする。一昨年は決勝で滋賀代表伊吹高と2−3と大接戦を演じ準優勝。昨年は1回戦で優勝候補筆頭の岩手代表沼宮内高と対戦し初戦で敗退した。3年生が卒業し、現在の部員は1・2年生合わせて16人、このうち11人はホッケーの町白根出身の中学時代からの経験者、残りの5人は高校からホッケーを始めた選手。メンバーのうち7人は昨夏のインターハイ経験者で選手全員が運動神経抜群の精鋭ぞろい。チームのモットーは“攻守速攻”、組織的に守り、組織的に攻め上がるプレーを岐阜県グリーンスタジアムで見せつけようと、自分たちのプレーを入念にチェックし ながら、声を掛け合って練習に励んでいる。大会の組み合わせは1回戦の伊豆中央(静岡)に勝つと次の準々決勝は天理(奈良)、準決勝は今市(栃木)となる可能性が高い組み合せ。強豪校に負けるものか、山学高戦士たちは攻守速攻ホッケーで積極果敢に激突する。DFの要村松翔主将は「12月のチャンピオンズカップで、3年生のいた天理高と対戦し2−3で負けているので、まず、打倒天理で天理高を倒し、準決勝で今市高に関東大会の借りを返したい」と意気込んでいる。
 
16人の部員たちは、初戦の伊豆中央戦に勝利して波に乗り、全国の頂点に立つことを目標に、ようやく雪が消えたフィールドで、力と技を磨き岐阜に向かう。
 
文・カメラ(M.I)2014.3.8
ホッケー部練習アルバム

Copyright (C) 2013 YGUPC. All Rights Reserved.