第81回東京箱根間往復大学駅伝競走
山梨学院大 総合14位 復路17位
〜 総合優勝 駒澤大学 4連覇 〜
関東学生陸上競技連盟は1月3日、第81回東京箱根間往復大学駅伝競走の復路と総合を行った。
大会は、19大学と関東学連選抜を合わせた20チームが、神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場前から東京・大手町読売新聞社前までの5区間109.9キロメートルで復路優勝が、往路と復路10区間217.9キロメートルで総合優勝が争われた。
復路は、
駒澤大学
が5時間31分7秒で優勝するとともに、11時間3分48秒でゴールし5回目の総合優勝も果たした。駒澤大学は、往路5時間32分41秒の2位でトップ東海大学と30秒差で復路をスタートした。駒澤大学は7区の約3キロ付近で東海大学と並んで走ると、8キロ付近で振り切り、そのまま独走して2位の日本体育大学に3分35秒差をつけ、5校目と成る4連覇の総合優勝のゴールテープを切った。
山梨学院大学は、6区 矢崎登久(4年)からメンバー変更した
大越直哉(2年)
がトップ東海大学から6分6秒遅れでスタートを切り箱根の山を下った。大越は「山下りが遅かった。向かい風で体が浮いてしまった。箱根は厳しかった」と神奈川大学の豊田崇(2年)に抜かれる区間14位の走りでチーム順位を1つ落とす9位で、
7区の金子俊輔(2年)
に襷を繋いだ。7区 金子は前を行く神奈川大学の川口晋史(4年)を捕らえるが、3キロ過ぎに法政大学の谷本幸城(2年)に、4キロ過ぎには城西大学の高沢真人(2年)、中央学院大学の杉本芳規(3年)に追いつかれ5人の集団となった。金子はシード権を賭けて14キロ付近まで集団を引っ張るが「オーバー・ペースとなった」と力尽き、中央学院大学、法政大学、城西大学に抜かれる区間18位のチーム順位12位で、8区の前岡優(3年)とメンバー変更した
主将・川原誉志文(4年)
に、すがる思いで襷リレーした。8区 川原は、約5キロ付近で早稲田大学の岡部祐介(4年)に、約13キロ付近で大東文化大学の畔柳拓也(1年)に抜かれた。「自分では落ち着いているつもりだったが、焦りが出てリズムに乗り切れなかった」と、区間19位の走りでチーム順位を14位とし、
9区の向井良人(3年)
に襷を手渡した。9区 向井は、東洋大学の鈴木北斗(4年)に並ばれ「4、5キロで対応できなくなった。相手とはリズムが違った」と抜かれ区間16位の走りでチーム順位を15位として、
最終10区の後藤順(4年)
に襷を託した。10区 後藤は「兎に角、来年の走りに繋げられるようにと、諦めることなく粘り強く走った」というように、前を行く城西大学の篠原秀一(2年)を15キロ過ぎに抜く区間15位の走りで、総合成績11時間20分58秒のシード権落ちの14位(復路5時間42分41秒の17位)で東京・大手町読売新聞社前にゴールした。
上田誠仁監督は「パワー不足だった。盛り返すだけの総合力がなかった。この結果を真摯に受け止めたい」と語った。
主将・川原は「今年は、やるべき基盤は築いたので、後輩には一人一人が力をつけて上を目指して欲しい」と語った。
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