第57回春季関東高校野球大会山梨県予選(第4日)
〜 山梨学院雨宮 シード塩山を完封 〜
山梨県高校野球連盟は4月17日、小瀬、緑ヶ丘球場で第57回春季関東高校野球大会山梨県予選(第4日)2回戦6試合を行った。小瀬球場第2試合の山梨学院大学附属高校 対 塩山高校戦は、山梨学院が投手雨宮敬(3年・石和中)の完封と3回・5回・6回・7回の得点で4対0とし、シードの塩山高校に快勝し、3回戦に進出した。山梨学院は、3回裏2番・柴田将来(2年・甲西中)が四球を選び無死で出塁。主将3番・砂山玲央(3年・山梨南中)の三塁へのゴロの間に、柴田が二塁に進塁。一死後、4番・此川悠(3年・明野中)が左前適時打で先取点を奪った。5回裏、3番・砂山は遊撃ゴロ。しかし相手選手が一塁へ暴投、この失策で砂山は二塁に進塁。4番・此川の犠打で砂山は三塁に進塁。続く6番・岡田康平(貝塚中)が投手前にスクイズ。砂山は相手投手と三塁手に挟まれるが、相手投手の三塁への暴投で、砂山が2点目となる生還。6回裏、8番・松下裕貴(城南中)が左越え二塁打で出塁。9番・日高一歩(3年・御坂中)の犠打で三塁に進塁。1番・大堀裕樹(3年・三鷹第6中)右中間を破る三塁適時打で3対0とした。7回裏、3番・砂山は左中間を破る二塁打。4番・此川の犠打で三塁に進塁。続く5番・羽田直人(3年・石和中)が左犠飛を打ち上げ、砂山が生還し4対0と試合を決めた。主将・砂山は「初戦で序盤チームは緊張していた。しかし、部員で決めた目標、この大会で優勝して、関東大会でも優勝したいという思いが、スタンドと部員が一丸となって大事な初戦を突破することができた」と述べた。雨宮投手は「今日完封できたのは、バックの堅守。今日の出来は60点から70点。冬場に、自分に厳しくプレッシャーをかけて、ランニングや厳しいコースへの投げ込みに励んだ。その結果、精神面で強くなり、ピッチングが安定してきた」と述べた。田中信幸監督は「前半、雨宮を中心に、皆で守りきったのが勝因。バッテリーは、此川のリードもさえ雨宮も凄く安定感が増した。攻撃面では仕上がりは順調だが、今日は反省するところもあったので、白根戦では修正して頑張りたい。先を見るのではなくて一戦一戦、全力で戦いたい」と語った。
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