第57回春季関東高校野球大会山梨県予選(第8日)準決勝
〜1番・大堀先制ホームラン エース雨宮好投〜
3対2で日川に勝利し 3年ぶり5回目の関東大会出場
山梨県高校野球連盟は5月1日、小瀬球場で第57回春季関東高校野球大会山梨県予選(第8日)準決勝2試合を行った。小瀬球場第2試合の山梨学院大学附属高校 対 日川高校戦は、山梨学院が1回表、1番・大堀裕樹(3年・三鷹第6中)の先頭打者ホームランで先制。1対1で迎えた4回表、4番・此川悠(3年・明野中)の2ランホームランで3対1とした。投げては雨宮敬(3年・石和中)が好投し、日川高校を3対2で破り決勝進出するとともに、3年ぶり5回目の関東大会(埼玉)への出場を決めた。山梨学院は1回表、1番・大堀裕樹(3年・三鷹第6中)が0‐1から左中間スタンドに飛び込む本塁打を放ち1対0とした。3回裏エース雨宮は、一死後9番打者に四球を与え、1番打者に犠打され二死二塁とされた。続く2番打者に中適時打され1対1とされた。4回表、主将3番・砂山玲央(3年・山梨南中)の中前安打。続く、4番・此川がカウント2‐1の後、レフトスタンドへ2ランホームランを放ち3対1と再びリードした。その裏、エース雨宮は4番打者にライトフェンス直撃の二塁安打を許し、一死後6番打者に左前適時打され3対2とされたが、5回以降追加点を許さず、山梨学院は3対2で日川高校を破り、決勝戦へと駒を進めた。先頭打者本塁打を放った
大堀
は「塁に出ることだけに集中していた。ストレート狙いで打席に入ったが、イメージどおりにストレートを打てた。このホームランで、雨宮もチームも緊張感がとれ、また、活気付けられたと思う」と述べた。勝ち越し2点本塁打を放った
此川
は「繋げるバッティングに心がけ、強振したというより、甘く入ったカーブを、ボールの芯にバットの芯を当てたという感じ」と、2試合連続本塁打にも清いはなかった。
エース雨宮
は「立ち上がりこそ悪かったが、中盤から終盤は自分のピッチングが出来た。甲府工業との決勝戦は、秋に負けているので、確り勝負していきたい」と語った。
主将砂山
は「1点差という緊迫したゲームで、岡田の怪我のアクシデントがあったが、代わった柴田将来(2年・甲西中)を中心に、チームプレイに徹して良く守った。決勝戦でも自分たちの野球に徹したい」と述べた。
田中信幸監督
は「あらためて、バックも含めて凄い子供達だと思う。苦しい中、良くバックが盛り上げてくれた。それに選手が良く応え、耐えてくれた。これまでどおり、全員野球で決勝戦を戦いたい」と語った。決勝戦は5月3日、小瀬球場で午後1時に甲府工業と行う。
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