山梨学院創立60周年記念事業
インターナショナル・カンファレンスinサカオリ
『ポーツマス講和と東アジア』記者会見
山梨学院大学(古屋忠彦学長)は5月9日、同大40周年記念館6階で山梨学院創立60周年記念事業「インターナショナル・カンファレンスinサカオリ『ポーツマス講和と東アジア』」の記者会見を行った。古屋学長は「本法人は、来年で60周年を迎える。日露戦争(1904〜1905年)が百周年を迎えたことで、政治、宗教色を排した学術における国際会議『ポーツマス講和と東アジア』を、酒折キャンパスで開催する。昨今の韓国や中国の反日運動の情勢において、開催される意義は大きい。また、友好という意味で、ロマンがあるテーマといえる」と挨拶。また、プロジェクト代表の我部政男社会科学研究科長は「2004年3月18日から20日の3日間、ロシアのサンクト・ペテルブルグ市で、サンクト・ペテルブルグ国際会議『ポーツマス講和百周年』を、ロシア科学アカデミー、ロシア海軍中央博物館、サンクト・ペテルブルグ国立大学東洋学部との共催で行った。今度は、2005年10月6日から8日の3日間、山梨学院大学でインターナショナル・カンファレンスinサカオリ『ポーツマス講和と東アジア』を行う」と挨拶。同記者会見に同席した東郷平八郎連合艦隊司令長官のひ孫の保坂宗子さんは「昨年3月サンクト・ペテルブルグ国際会議で、ロシアの日露戦争遺族会の方々と、大変友好的な雰囲気のもとに、心のこもった交流ができました。両国軍人の国を守るために命を懸けて戦ったという純粋な精神と、戦争の中にあっても礼節を忘れずにいたことを物語る様々な事実は、私たちをこのように導いてくださった。また、ロシア・バルチック艦隊の指揮官だったロジェストベンスキー司令長官のひ孫のジノビー・スペチンスキーさんと、友好の握手を交わすことができ、日本とロシアの双方が理解を深め心の絆を持つことができたと思い、意義深いロシア訪問でありました。当時の人々を偲び、平和の尊さを称え、両国のさらなる友好が、今年10月の日本におきましても心温まる交流が行われますように願っています」と挨拶した。また、小菅信子法学部助教授は「開催期間中、日露戦争写真展(6日から8日)、100年後の再会と友好植樹(6日)、記念シンポジウム『ポーツマス講和から100年』(6日)、カンファレンス『ポーツマス講和と東アジア』(7日から8日)が行われる」と説明。コンスタンチン・サルキソフ法学部教授は「ポスターには、ロシアのサンクト・ペテルブルグ市で開催されたサンクト・ペテルブルグ国際会議の模様の写真と、研究資料として大変貴重なロシア語の日露戦争の補償問題に関する秘密電報の文書をポスターに取り入れたと」語った。

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山梨学院大学学務課プロジェクト事務局
電話055(224)1310

ポスター
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