平成17年度 関東学生柔道優勝大会 
平成17年度 関東学生女子柔道優勝大会 
山梨学院大 男女アベック優勝
〜男子3年ぶり2回目 女子創部6年目初優勝〜

日本学生柔道連盟、関東学生柔道連盟は5月15日、埼玉県の県立武道館で平成17年度関東学生柔道優勝大会、関東学生女子柔道優勝大会を行った。山梨学院大学は、男女ともに決勝で筑波大学を破り、男子は3年ぶり2回目の優勝。女子は創部6年目で初優勝(5人制)を飾った。優秀選手に、新井信吾(3年・白鴎大足利)と松原知美(3年・西京)が選ばれ、表彰された。男女ともに6月に日本武道館で行われる、全日本学生柔道優勝大会(25日・26日)、全日本学生女子柔道優勝大会(25日)の出場権を獲得した。男子は、1回戦の関東学園大学に6対0、準決勝の埼玉大学に4対2と勝ち抜き決勝戦に進出した。男子決勝は、先鋒の阿部利一(4年・田村)は森本翔太(2年)に優勢負け、次鋒の河合修二(3年・草津)は薬師寺巨久(3年)に上四方固めで一本勝ち、五将の緑川和輝(1年・田村)は山田恒平(4年)に引き分け、中堅の新井信吾は三宅恵介(1年)に大外刈りで一本勝ち、三将の増田孝啓(1年・日南農林)は櫻井利昌(2年)に後ろ袈裟固め一本勝ち、副将の増渕暢(2年・白鴎大足利)は竹澤稔裕(4年)に払い腰の一本負け、大将の竹森龍也(4年・大牟田)は加藤光将(4年)に縦四方固めで一本負けし、3対3の内容勝ちとなった。女子は、1回戦の国際武道大学に2対1、準決勝の淑徳大学に2対1で勝ち決勝に進出した。女子決勝は、先鋒の野中未奈(3年・日大藤沢)は杉野に優勢勝ち、次鋒の高部由美(1年横須賀学院)は佐藤に横四方固めの一本負け、中堅の田中愛子(3年・鳥栖工業)は中川に両者反則負け、副将の手塚可奈(4年・和光)は柏木に引き分け、大将の松原知美は不戦勝勝ちし、2対1で勝った。竹森男子主将は「チーム一丸の勝利。日々の練習の成果が出た。選手が自分の場所でそれぞれのやるべきことを全うした。全国大会はベスト8以上を目指して頑張りたい。男女一緒に練習しているので、アベック優勝できて嬉しい」と述べた。西田孝宏男子監督は「男子の優勝は難しいと思っていた。思い切って1年生の緑川和輝と増田孝啓を起用した。その1年生が大活躍してくれた。また、柔道部員全員が自分のポジションで仕事をしたお蔭で優勝できた。全国大会は一つでも上を狙ってもらいたい」と語った。手塚女子主将は「皆良くまとまった。チームが一丸となって初優勝という目標を達成できた。気持ちを切り替え、全日本までには一ヶ月以上あるので、心を一つにして、上位にいけるよう課題を持ち練習し頑張りたい」と述べた。山部伸敏女子監督は「選手24名、諦めないでよく頑張ってくれた。24名で関東大会優勝を目標に掲げ、練習に励んできた。ここで、ほっとしないで全国大会に気持ちを切り替えて、自分たちのレベルをさらに上げてもらいたい。試合は1回戦から気が抜けなかった。組み合わせによっては、負けていたかもしれない。初優勝することは、伝統に立ち向かっていったり、プレッシャーを跳ね除けたり、運を味方につけたり、なかなか難しいこと。24名が粘り栄冠を手にした」と語った。
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