平成17年度スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール
文部科学大臣から指定 山梨学院大学附属高校英語科
〜 山梨県知事 指定書を附高校に交付 〜

山梨県(山本栄彦知事)は5月23日、知事室で中山成彬文部科学大臣からの平成17年度スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールの指定書を山梨学院大学附属高校の古屋忠彦校長に交付した。スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールは、文部科学省が平成14年度から「英語が使える日本人」の英語教育の先進事例となるような学校づくりを推進するため、高等学校、中等教育学校(後期課程)を対象に3か年の指定期間で募集を行い今年で4年目となる。今回は、34都道府県52校から申請があり31件が新規指定された。山梨学院附は研究開発課題に「英語の『型』を習得し、それに基づいて自己表現が自由にできる『自立型学習者』の育成をねらいとする指導法の研究」を掲げ応募し採択された。指定校数は、今回31件31校(国0、公17、私14件)。平成14年からの累計は116件119校(国1、公76、私39件)。平成17年度実指定校は100件101校(国1、公63、私36件)となった。山梨県では、平成16年度の甲府第一高等学校に続きに2校目となった。
県庁知事室で行われた交付式には、古屋校長、川手佳彦副校長、勝村寿子英語科科長が出席した。山本知事から中山文部科学大臣からの平成17年度スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールの指定書が古屋校長に手渡された。山本知事は「中国、韓国は母国語と英語。その点日本に比べて、国際化が進んでいる。国際感覚を持った次代を担う教育をしてください」と激励。古屋校長は「第一国際語は英語。書く・読むだけでなく、英語が使える教育に務め、次代を担う人材を輩出したい」と述べた。
勝村寿子英語科科長は「今回の申請にあたり、英語科のスタッフは2年越しに研究してきました。その結果、当該研究開発課題を設定しました。『型』を習得するとは、実践的コミュニケーション育成のため、学習者の興味が湧くテキストを独自に作成し、徹底的に基礎固めをすることです。そして、身につけた『型』を意識しなくても使えるように、英語に触れる量を増やす工夫をしたい。『自立型学習者』とは、生涯教育に通ずるものですが、学習者が自ら課題を発見し学習を続け、さまざまな場面で、英語で自己表現が自由にできるたくましい学習者のことです。この研究は3年間続きますが、英語を使う喜びを継続させ、自信を持って行動できる情意面の育成に心がけたい」と語った。
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