第87回全国高等学校野球選手権山梨大会6日目3回戦
打線21安打の猛攻 
〜此川3打席連続本塁打・県新〜
山梨県高等学校野球連盟(三井啓三理事長)は7月17日、甲府市の小瀬球場、緑が丘球場で、第87回全国高等学校野球選手権山梨大会6日目3回戦4試合を行った。山梨学院大学附属高校は緑が丘球場の第1試合目、韮崎工業高校と対戦し、攻めては4番・此川悠(3年・明野中)の3打席連続本塁打など21長短打の猛攻。守っては、1回・2回右腕・矢崎佑太(3年・甲西中)、3回左腕・山下淳平(3年・御堂中)、4回右腕・安積広信(3年敷島中)、5回右腕・和田良平(3年・上野原中)の継投で、24対5(5回コールド)と快勝し準々決勝に進んだ。
山梨学院は1点リードされた2回表、先頭打者の5番・羽田直人(3年・石和中)が一塁線を破る二塁打で出塁すると、12人の打者で5長短打と相手の失策などで9得点を奪い一挙に逆転した。
3回表、打者11人で5長短打と相手の失策などで7点を加点し16対1とした。
3回裏、満塁本塁打で16対5とされた4回表、2番・高橋将(2年・小金井東中)の左中間を破るヒットを皮切りに、打者10人で7本の長短打などで7点を追加し23対5とした。
5回表、先頭の4番・此川が三塁線を破る二塁打で出塁。犠打で此川が三塁に進むと、2回に2ランを放っている6番・岡田康平(貝塚中)が右犠飛を打ち24対5と試合を決めた。
2人の投手から3打席連続本塁打(山梨大会新記録)を放った此川は、「1本目は高目のストレート、2本目はカーブ、3本目は肩口から入ってきた変化球を打った。相手投手が逃げずに、真っ向から勝負してくれた結果。相手投手に敬意を払いたい」と述べた。
主将・砂山玲央(3年・山梨南中)は「打撃陣が良く打ち、投手も継投で踏ん張り、雨宮(投手)を投げさせないようにというテーマが達成できて良かった。これで5試合中の2試合が終わったに過ぎない。次の試合も、相手チームに合わせないで自分達の野球をすることに心掛けたい。とにかく、1戦1戦を集中して全力で戦いたい」と述べた。
田中信幸監督は「ベンチ入り20人と、他の選手全てが戦力だと考えて戦っている。今日も全力で総力を挙げて戦った。韮崎工業さんが、最後まで闘志を燃やして戦いを挑んできたので、点数に関係なく場面々で見応えのある良い試合ができたと思う。韮崎工業さんの戦いに恥じないように頑張りたい」と語った。
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