第58回秋季関東地区高校野球山梨県大会2日目
山学 3番・根津 エンドラン右越え適時二塁打
〜 右腕・島田、新埜 好投 初戦突破 〜
山梨県高等学校野球連盟(三井啓三理事長)は9月11日、甲府市の小瀬球場、緑が丘球場で、第58回秋季関東地区高校野球山梨県大会2日目6試合を行った。山梨学院大学附属高校は緑が丘球場の第2試合目に甲陵高校と対戦し、1回表一死後、2番・渡辺知幸(2年・川上中)が四球で出塁すると、続く3番・根津和希(1年・甲府東中)が、1‐0からのベンチのヒットエンドランのサインに応える右越え適時二塁打で先取点を奪うなど、相手の出鼻を挫いた。投げては右腕・島田拓也(1年・甲府南西中)と右腕・新埜雅大(1年・石和中)のリレーで、6対2で初戦を突破した。
山梨学院附は1回表の一死後、2番・渡辺が四球で出塁すると、続く3番・根津が1‐0から右越え適時二塁打で先取点を挙げた。4番・高橋将(2年・小金井東中)の打席で、根津が相手投手のパスボールで三塁に進塁すると、高橋の左前適時安打で2対0とした。続く5番・浅川英大(2年・須玉中)の四球で一・二塁。さらに、高橋と浅川のダブルスチールで二・三塁とし、6番・名執太貴(1年・押原中)の中前2点適時打で4対0とした。
6回表、3番・根津が中越え二塁打と、4番・高橋の左越え適時二塁打で5対2とした。7回表、9番・畔上将大(1年・加賀中)が中前安打で出塁。続く、主将1番・柴田将来(2年・甲西中)の犠打で二塁に進塁。2番に入った新埜の四球で一・二塁とし、4番・高橋の三塁線を破る適時打で6対2とした。投げては、1回から5回を右腕・島田が、6回から9回を右腕・新埜が好投した。
右越え適時二塁打で
先取点を奪った3番・根津
は「ワンボールからのエンドラン、直球に後れたが右越えできて良かった。先攻で先取点を取るのが山学のスタイルなので、気合が入った」と、笑顔で語った。
先発した右腕・島田
は「コントロールが良かったが、4回にストレートを狙われ2点献上したが、畔上捕手のリードで助けられた。課題は体重が無いので、体重を増やすなどして球威をつけたい」と、また6回から
リリーフした右腕・新埜
は「あまり調子は良くなかったが、集中して投球で来た。ランナーを出してから、牽制球のタイミングや投球に課題があるので、練習して克服したい」と語った。
主将・柴田
は「ピッチーを中心に良く守った。攻撃面で、追加点を取れるところで取れなかったので、課題が残った。次の試合は、チームカラーである『守りからリズムをつくる』を実践し、確り守り攻撃に繋げたい」と語った。
田中信幸監督
は「初戦なので、多少硬さが見られた。公式戦デビューの選手が多かったなかで、初回に4点挙げられたのは大きい。しかし、追加点できるチャンスで決められない未熟さも露呈した。明るい材料は、畔上捕手が手の骨折から驚異的な回復力で戻ってきたので、投手や野手の守りにリズムが戻った。次の試合までに後一週間あるので、全員一丸となって、チームをさらに仕上げてゆきたい」と語った
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