全日本学生柔道連盟・朝日新聞社は10月2日、東京都の日本武道館で平成17年度 全日本学生柔道体重別選手権大会(男子24回 女子21回)最終日の試合を行った。試合は男・女4階級(男90キロ級、100キロ級、100キロ超級、女70キロ級、78キロ級、78キロ超級、)が行われた。山梨学院大学勢は男女6人が出場し、女子70キロ級の田中愛子(3年・鳥栖工業)がシシリア・ナイシガ(日本文理大学)を決勝で破り初優勝した。山梨学院大学柔道部女子は、昨日の女子57キロ級の野中未奈(3年・日本大学藤沢)に続く優勝で、創設6年での二階級制覇の偉業を成し遂げた。
女70キロ級の田中は、一回戦で杉山まゆ美(東海大学)を優勢勝ち、二回戦で北田裕美子(日本文理大学)を、準々決勝で鉄屋美希(愛知教育大学)を、準決勝で國原頼子(淑徳大学)を、それぞれ内股一本で破り決勝に進出した。決勝戦はシシリア・ナイシガと対戦、袈裟固めで一本勝ちを収め初優勝した。
初優勝した女70キロ級の田中は、「嬉しい。決勝戦まで行って、よし勝とうと初めて優勝を意識した。決勝戦は、危ない場面もあったが、上手くおさえこめた。絶対に放さないと思い渾身の力をふりしぼりおさえた。大学一年生のとき全日本ジュニアで2位が過去最高。それを、上回り良かった。今日まで、指導していただいた先生方や、応援していただいた全ての人に、ありがとうございましたと言いたい。全日本に向けて練習し、大会では積極的に挑み、一つ一つ勝って上を目指したい」と述べた。
山部伸敏女子監督は「田中は、本当によくやってくれた。昨日の野中の優勝が起爆剤になったと思う。一回戦で杉山選手を破り波に乗った。一番の山の準決勝で國原選手を内股一本で破り、完全にペースを掴んだのが勝因。全日本でも、技術的に優れているので上を目指してもらいたい」と語った。
西田孝宏総監督は「田中は、センスの良い選手。喜びは今日だけにして、明日からは気持ちを切り替えて、全日本で優勝を狙ってもらいたい。そして、世界を狙って邁進してもらいたい。」と語った。
アルバム準決勝
アルバム決勝
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