山梨学院短期大学 第26回木犀の会
建学の理念をたずね 未来に継承 
〜 チェロ、ヴァイオリン、ピアノ演奏で情操養う 〜 
山梨学院短期大学(三神敬子学長)は10月4日、同大の山梨学院メモリアルホールで第26回木犀の会(午前の部、午後の部)を行った。会の第一部は、三神学長が「木犀の会にあたって」の講話を行った。第二部は、創立者の「学生が自らの道を切り開くためには、この世にある、あらゆる真・善・美に対し、限りないあこがれをもつことが何より大切である」という教えにもとづいて、芸術鑑賞「コンサート」が行われた。出席した学生・教職員ら約900名は、建学の理念をたずね、未来にわたり継承すべきものを確認すると共に、チェロ、ヴァイオリン、ピアノ演奏で情操を養った。
三神学長は「山梨学院は故古屋眞一学院長、故古屋喜代子学長が、第二次世界大戦終戦の年、甲府市の焼け跡に残った建物・松林軒ビル5階を仮校舎として『日本を再建しよう、地方に文化の塔を建てよう』という強い決意のもとに、1946年6月3日に創設された」ことや、建学の精神「一、徳を樹つること。一、実践を貴ぶこと。」また、「建学の精神の背景となった思想『樹徳観』」について、さらに創立者が学生に望んだことの一端を示し、「皆さんが、自らの前途を力強く、美しく創り出していかれ、人々を潤す豊かな一本の樹になってくださることを望みます」と結んだ。
コンサートは、菊池知也氏のチェロ独奏「『無伴奏チェロ組曲第1番』ト長調 BWV1007 バッハ」、三浦章広氏のヴァイオリン独奏「『前奏曲とアレグロ』ホ短調 クライスラー」「『メロディ』ニ短調 グルック」「『ラ・カンパネラ』ロ短調 作品7 パガニーニ」、東誠三氏のピアノ独奏「『主よ 人の望みの喜びよ』BWV147 バッハ(ヘス編曲)」「前奏曲集(第2巻)より 第8番『水の精』、第12番『花火』 ドビュッシー」、「ピアノ三重奏曲イ短調作品50『偉大な芸術家の思い出に』 チャイコフスキー」が行われた。

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