平成17年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(女子)
〜山学大 57キロ級 野中 払腰で銅メダル〜
● 平成17年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(女子)
〜山学大 57キロ級 野中 払腰で銅メダル〜 

全日本柔道連盟と講道館は11月19日、千葉県の千葉ポートアリーナで平成17年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会の女子7階級を行った。
山梨学院大学の57キロ級 野中未奈(3年・日本大学藤沢)は準決勝で佐藤愛子(筑波大学4年)と対戦し効果で敗れ、3位決定戦で今田純子(金沢学院大学4年)から払い腰で技ありを奪い、銅メダルを獲得した。
山学大の野中は、1回戦 広村麻衣(東海大学1年)、2回戦 佐伯真弓(福岡工業大学3年)、準々決勝 篠田理子(帝京大学4年)と破り、準決勝で佐藤愛子(筑波大学4年)と対戦し効果で敗れ、3位決定戦で敗者復活戦から勝ち上がってきた今田純子(金沢学院大学4年)と対戦し、払い腰で技ありを奪い、本大会の山学大歴代記録として、昨年の78キロ級 五戸芳(4年)と57キロ級 町田郁子(4年)に次ぐ、銅メダリストとなった。
78キロ級 児山沙月(1年・旭川大学)はベスト8。57キロ級 町田郁子(山梨学院スポーツセンター)、63キロ級小澤理奈(1年・弥富)は、2回戦敗退。70キロ級 田中愛子(3年・鳥栖工業)、78キロ級 五戸芳(山梨学院スポーツセンター)、78キロ超級 谷本忍(1年・福岡工業大学附属城東)は1回戦で敗退した。
57キロ級銅メダルの野中は「初出場で入賞できて良かったが、優勝を目指していたので悔しい。今回負けて、組み手、技に入る手順、試合運びなどの課題が多く見つかった。明日から一つ一つ克服して、次の試合に向けて精進したい」と語った。
山部伸敏女子監督は「野中は、特に実践的な良い稽古をしていた。1回戦はリードされながらも、慌てず逆転の一本勝ちで勝ちあがった。3位決定戦では、相手から技ありを取ってからの残り2分間を、ばてないで戦い抜くことができた。これからも前向きな稽古で、一つ二つレベルを上げて上を目指してもらいたい」と述べた。
今大会を西田孝宏総監督は「野中は、安定していた。合格点を出したい。他の選手も頑張って戦っていたものの、実力を出し切れないで負けた。特に、1回戦で敗退した田中は、大会を意識し過ぎたのか田中本来の柔道ができなかった。全員さらに練習を積んで、さらにたくましくなって上を目指してもらいたい」と総括した。

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