第79回全日本男子ホッケー選手権大会開幕
山学大 初陣 小矢部と引き分け 勝ち点1
〜 久保 ペナルティーストロークを決める 〜
日本ホッケー協会は11月20日、山梨県の山梨学院ホッケースタジアムで第79回全日本男子ホッケー選手権大会開幕4試合を行った。初出場の学生4位の山梨学院大学は、Aプール第1試合目に社会人2位の小矢部RED OXと対戦し、1点のビハインドを後半27分にペナルティーストロークを得て、4番 久保宏行(2年・伊吹)がゴール左隅に決め、1対1で引き分け勝ち点1を獲得した。
山梨学院大学は、小矢部RED OXを相手に、前半ディフェンスを固め、オフェンスを仕掛け一進一退の攻防で0対0とした。
後半3分、小矢部にペナルティーコーナーを与え、10番 原田竜平にリバウンドを押し込まれ初失点を許した。後半27分に9番 糸原治幸(4年・横田)のバスを3番 朱光珍(1年・大元)がシュート、これが相手守備人のシューティングサークル内で故意の反則を誘い、ペナルティーストロークを得た。4番 久保宏行(2年・伊吹)は、落ち着いて7ヤードからゴール左隅に決め1対1とした。この結果、引き分け勝ち点1を獲得した。
ペナルティーストロークを決めた
久保
は「何回かシュートのチャンスをもらい、決められなかったので、ここで絶対決めようかと思って決めた」と笑顔で語った。
主将の
大江望
は「初陣だったので、固さがあり得点を許した。それでも、追加点を許さなかったのが、勝ち点1に繋がった。この大会は、山梨学院の来年に繋げる大会、言い換えれば山梨学院の歴史をつくる大会なので3年生以下に頑張ってもらいたい。4年生は、その礎になりこの大会を盛り上げて行きたい。今のチームのムードを大事にし、明日は大学生同士(立命館大学)なので勝ちに行きたい」と述べた。
寺本監督
は「初陣で勝ち点1は評価できる。兎に角、我慢しながら、我慢しながら、チャンスを待つ。くさらずに、くさらずに、チャンスを待つ。このようなゲームを、身体で覚えて欲しい。この大会に照準を合わせてチームづくりを行ってきた。この大会は、どのチームも楽に勝てる大会ではない。我慢の連続となる。明日は、学生1位の立命館大学。1年、2年の台頭でチーム自体が活性化している。勝ち点を狙って頑張りたい」と語った。
大会は4日間行われ、Aプール 立命館大学(学生1位)、小矢部RED OX(社会人2位)、京都クラブ(社会人3位)、山梨学院大学(学生4位)と、Bプール 表示灯ホッケーチーム(社会人1位)、天理大学(学生2位)、法政大学(学生3位)、岩手クラブ(社会人4位)とに分かれ、総当たり戦で順位を決定し、23日1位同士で決勝戦を行い男子日本一が決まる。
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