第20回オリンピック冬季競技大会壮行会
山学大 日本代表選手役員壮行会
〜 平常心で、常日頃の生き様でメダル獲得へ 〜
山梨学院大学独立団体会は1月16日、甲府市の山梨学院大学で第20回オリンピック冬季競技大会の日本代表選手役員壮行会を行った。ウインドブラスアンサンブルの演奏で、ショートトラック・スピードスケート日本代表の川上隆史監督(教授、スケート部監督)、藤本貴大選手(3年・文徳)、有野美治選手(スポーツセンター研究員・山学大)の3人が入場すると、会場に詰め掛けた観衆から激励の拍手が沸きあがった。
山梨学院大学の古屋忠彦学長は「カレッジスポーツ振興を掲げる本学にあって、本人と関係者のたゆまぬ努力がオリンピック出場に結実したことに敬意を表したい。オリンピックは世界最強の大会、山梨学院、山梨県、日本の代表として、世界に感動の渦を巻き起こすことを祈念し、心からエールを送りたい」と激励した。
川上監督
は「日本代表監督として選手と共に、オリンピック出場という厳しい選考を突破したこと、またそれに誇りを持ち、さらに日本代表としての責任を肝に銘じ、この三つを自信として、選手ともども戦って来たい。皆さんのパワーとエールを、トリノに発信してください」と述べた。
藤本選手
は「大きな舞台、プレッシャーに負けないように、トリノでは滑ってきたい」と決意を述べた。
有野選手
は「代表選手になれたのは、スケート部の皆さんのお陰。皆さんの思いも込めてトリノでは臨みたい」と決意の程を語った。
壮行会のあと、田中透スケート部主将(4年)は「僕たちスケート部員は、藤本選手と有野選手とは、一緒に練習し励ましあい、ときには氷の上では戦って来た。ピストルが鳴ったら、テレビの前で二人と同じ気持ちで戦い、また応援します」と語った。
記者に囲まれた川上監督は「日本代表選手には平常心で、常日頃の生き様を見せて、メダル獲得を目指して欲しい。藤本選手と有野選手は、男子リレーの代表5名に選ばれている。リレーのメンバーは4名。藤本はスピードが、有野は持久力が持ち味、誰が滑るかまだ決まっていないが、場面によっては出場がある」と語った。
ショートトラック・スピードスケート日本代表は、1月19日から1月24日まで長野県・帝産アイススケートトレーニングセンターで合宿(1月22日 日本選手団結団式)。1月28日にイタリア北部にあるリゾート地のクールマイヨールに出発し、2月8日まで合宿を行い、2月12日トリノで日本選手団と合流し、2月10日(開会式)から26日(閉会式)までの大会に臨む。
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