山梨大学・山梨学院大学単位互換協定調印式
〜 2007年の大学全入時代に向け調印 来年度からスタート 〜
梨大学長「お互いにない科目を補えば総合大学に」
山学学長「県下大学コンソーシアム構想の礎に」
山梨大学(貫井英明学長)と山梨学院大学(古屋忠彦学長)は1月18日、山梨大学本部管理棟で山梨大学と山梨学院大学との間における単位互換に関する協定調印式を行った。調印式は、山梨大学の貫井英明学長、黒澤幸昭理事(教学担当)、北原哲夫ワーキング代表代理と、山梨学院大学の古屋忠彦学長、黒沢惟昭ワーキング代表、香西敏器教務部長が出席し、両学長が協定書に署名し固い握手を交わした。貫井学長は「両校は学部構成が違うので、この協定によりお互いにない科目を補えば典型的な総合大学になる。2007年度の大学全入時代に向けて、学生や教職員の交流を通じて、個性を伸ばし魅力ある大学として発展していきたい」と述べた。古屋学長は「名門山梨大学と手を携えて、まずは単位互換を成功させ、全学的な交流になるよう努めたい。また、大学コンソーシアムを山梨で発足させたいという夢が、健やかに育つように願っている」と述べた。
両校は、「両大学が相互の交流と協力を促進し、教育課程の充実を図るとともに学生の幅広い視野の育成と学習意欲の活性化を目的とする」教授や教務職員で構成されるワーキンググループを、平成17年1月28日に発足させた。
記者会見には、山梨大学の黒澤理事、北原ワーキング代表代理、山梨学院大学の黒沢ワーキング代表、香西教務部長が臨み、この協定の意義を「1.それぞれの専門分野を開放し、学生の履修の選択肢の拡大を図る。2.両大学の物的、人的資源の活用をはかり、相互補完、相互協力を図る。3.学生同士の交流・共同活動の機会を増やすことにより、甲府市エリアの学生生活の活性化を図る。4.甲府エリアにおける大学コンソーシアム構想の促進を図ることができる」と説明した。また、協定内容については「1.両校は受け入れる学生を『特別聴講学生』として取り扱う。2.特別聴講学生の検定料、入学料及び授業料は徴収しない。3.受け入れ学生数は、1科目あたり15人程度を限度とする。4.在学期間を通じて修得できる単位数(卒業単位として認定)は、両大学とも30単位を限度とする。5.修学上必要な施設・設備の利用について便宜を図ることがで、また、その他の必要な事項は両大学が協議して定めることで、さらに価値を高めたい」と話した。
記者会見後、黒沢山梨学院大学ワーキング代表は「例えば、山梨大学の学生が山梨学院大学法学部の生涯学習概論などの科目24単位修得すると『社会教育主事』の資格が取得できるなど、この協定によって両校の学生の幅広い視野の育成と学習意欲の活性化が図れる」と語った。
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