山梨学院大学附属中学校(古屋忠彦校長)は3月19日、同校体育館で平成17年度山梨学院大学附属中学校卒業式を行った。
式典では、古屋校長から卒業証書が、卒業生86名一人一人に授与された。
古屋校長が「停滞や惰性を打ち破って前進する、そういった志をもつ若者として夢に向かって歩きつづけてほしい。『登らんと欲すれば登る道ありき』です。これから皆さんの進む道は、燦燦と太陽が輝く道だけでなく、頭を地面にすりつけ、じっと辛抱しなければならないような、茨の道も、北風が吹き荒れる道もあることでしょう。その苦難の重みで腰を折り、再び立ち上がれないということにならないよう自分自身を鍛えていってほしいと思います。中学生の節、高校生の節一つずつ節を重ね、竹のように、しなやかにそして、たくましく伸びていってください。これからは一つ一つの節をしっかり固め、伸ばし、親竹を追い越すような太く立派な竹に成長していってほしいと思います」と式辞を述べた。
在校生を代表して松本和大さん(2年)が、「社会に貢献するためのさまざまな知識や知恵を身につける。それが高校、大学で学ぶことの意味ではないでしょうか。『BOYS BE AMBITIOUS!』(少年よ、大志を抱け!)先輩達の進まれる場所は、自分の誇れるべきものを見つけ、世界にはばたいていける場所だと信じています。3年間の中学校生活で頑張り抜かれた力を土台に高等学校でも大いに活躍してください」と送辞を述べた。
卒業生を代表して西宮大輔さんは「幾多の困難を乗り越え、卒業というゴールにたどりつこうとしています。この道は一歩歩みを進める度に新しい発見がありました。友達と喜びを共有したり、時には足元の石に躓き痛みにくじけそうになったりと、決して平坦な道のりではありませんでした。だからこそ僕たちは、新たな自分を見つけながら、今日を迎えることができたのだと思います。僕たちは、自ら学ぶ意欲を持って高校へ進みます。これから始まる新たな3年間に、困難や障害を予測しないわけではありません。しかし、僕達はこの3年間で得たものを胸に、人生の貴重な試練として、たゆむことなく輝かしい未来へと歩み続けていきたいと思います」と答辞を述べた。
卒業生は、在校生や教職員・保護者らに見守られ学び舎を巣立って行った。
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