山梨学院大学パンクラチオンチーム発足
レスリング協会とプライドの協力仰ぐ
〜 記者会見で発足をアピール 〜
 

山梨学院大学レスリング部(下田正二郎部長)は4月12日、日本レスリング協会(福田富昭会長)とプライド(榊原信幸代表取締役)の協力を得て山梨学院大学レスリング部パンクラチオンチームを発足した。発足式の後、記者会見が行われ、全日本大学選手権1位の大澤茂樹(2年・19歳)や留学生ムジコフ・ボリス(1年・19歳)などの11人の選手、高田裕司監督、プライドの高田延彦統括本部長らが発足をアピールした。
高田統括本部長は「勢いのある山梨学院大学と協力関係ができて嬉しい。オリンピックと一緒に、プライドを目指す環境になれば良い。選手を見る限り、ハートが強そうで、センスもあって、身体能力もありそうだ。将来プライドでやれる可能性はある。山梨は近いので定期的に選手を連れて指導に来たい。暑い夏には民宿に泊まって合宿もしたい。この中から、遅くても10年後にリングに上がって外国人選手を倒してくれる選手が現れてほしい。それを見て、子どもたちが憧れ、底辺が拡大し、確りとした土台ができる。オリンピックを目指し、プロへの夢を抱いてもらいたい」と語った。
高田監督(日本レスリング協会専務理事)は「古代オリンピア競技で行われていたパンクラチオンを現代に復活させ、男子のグレコローマンとフリースタイル、女子に続く第4のスタイルとして国際レスリング連盟で導入されることを目指している。パンクラチオンは男子のみで、63、73、83、93、120kgの各階級に分けて行われる。レスリングのスタイルに、関節技、絞め技が加わるが、キックとパンチは禁止。3ラウンド制(通常は5分)で、2ラウンド先取で勝利が決まる。ギブアップによる一本勝ちと、判定で勝敗が決まる。レスリングでは、相手に密着して攻めるが、パンクラチオンは背筋を使い相手と距離をとる。また、関節技、絞め技が禁止など、頭の切り替えが必要となる。最初は戸惑うかもしれないが、レスリングに必ずプラスになると信じている。レスリングやプライド、やることはどれも共通している。オリンピックとプロ格闘家を目指してほしい」と語った。
大澤選手は「小学校5年生からレスリングを始めた。総合格闘技などには興味があり、個人的にビデオなどで関節技などを真似していた。パンクラチオンを学び、プライドのリングに上がらせてもらえるなら上がりたい。また、レスリングでもトリッキーな技、人と違った技で注目される選手になりたい」と語った

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