山梨県高校野球連盟は4月15日、小瀬、緑ヶ丘、富士北麓球場で第58回春季関東高校野球大会山梨県予選(第2日)2回戦8試合を行った。小瀬球場第3試合の山梨学院 対 北杜戦は、山梨学院の柴田将来(3年・甲西)の先頭打者ホームランを含む14安打で、投げてはエース右腕・飯島亮(2年・山梨北)、左腕・横山諒大(2年・狛江第一)の継投で、12対0の5回コールドで3回戦に進出した。
山梨学院は1回表、1番・柴田が右越え本塁打を放ち先取点を挙げた。一死後、3番・畔上智大(3年・加賀)が四球で出塁。続く4番のキャプテン・高橋将(3年・小金井東)が左中間への二塁適時打で2対0。二死後、6番・根津和希(2年・甲府東)の左前適時打で3対0とし、根津は透かさず初球で二塁へ盗塁。続く7番・伊藤吉人(3年・須玉)が四球で一二塁。 8番・深澤光一(1年・押原)が左前適時打で4対0。9番・島田拓也(2年・甲府南西)が右中間を破る二塁適時打で5対0とした。ランナー2塁3塁で、1番・柴田がレフト前適時打で6対0とした。2回に3点、3回に1点、5回に2点を追加し、12対0とした。投げてはエース右腕・飯島、左腕・横山の継投で、5回コールドで北杜に快勝した。
好投したエース右腕・飯島は「今日の出来は60点。体重移動ができていなかったし、変化球が抜けてコントロールが定まらなかった」と、厳しい自己採点だった。
キャプテン・高橋は「チームは初戦で、そのうえに公式戦に初出場した選手が多く、緊張していた。チームは、3回戦の駿台甲府のピッチャーが左で好投手なので、これから左投手の攻略に努め、試合当日は平常心で全力で臨みたい」と述べた。
田中信幸監督は試合を振り返って「初戦としては良かったと思う。1回表の柴田の先頭打者ホームランで、14安打とリズムに乗れた。投げては、飯島と横山は、公式戦初登板ということもあって、本来の調子とはかけ離れていた。しかし、両投手は本調子ではない中で、それなりのピッチングをしてくれたのが収穫。次の駿台甲府戦は、相手の左投手からは簡単に得点が奪えないと思うので、足を絡めた機動力野球に心掛けたい」と語った。
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