山梨県(山本栄彦知事)は4月24日、山梨学院大学講義室で平成18年度 山梨の魅力メッセンジャー認定講座を開講した。山梨県の小沼省二観光部長は、観光立県富士の国やまなし観光振興戦略の概要を織り交ぜ「山梨について学び、山梨のファンになっていただいて、山梨のよさを皆さんに伝えてもらいたい」と挨拶した。藤原邦彦教授の『サービス産業論U』(受講者90名)とタイアップし行われ、当該登録者48名が受講した。
山梨県は平成13年度より、県内の大学院・大学・短大・専門学校の学生を対象に、山梨の良さを伝達してもらうことを目的とした山梨の魅力メッセンジャー認定講座をスタートさせ、今年で4年目を迎える。
山梨学院大学の講座は12講義で、山梨県の歴史・産業・文化・観光などを講義と現地視察で学ぶ内容となっている。山梨学院大生の講義第1回目となるこの日は、山梨県教育庁学術文化財課県史編さん室主査の平山優氏による『山梨の歴史@』の講義が行われた。
今後は、講義を『山梨の宝飾産業』松葉惇氏(山梨県ジュエリー協会理事長)、『山梨のワイン』有賀雄二氏(勝沼醸造社長)、『山梨の歴史A』平山優氏、『山梨の食文化』影山正美氏(駿台甲府高等学校教諭)、『山梨の自然』講師未定の5回、現地視察のバスツアーを2回行い、山梨の知識を深めながら山梨の魅力メッセンジャーとして活躍すべく学習を進める。
講義及び現地視察の全講座修了後にレポートを提出し、合格者には山梨県知事認定の『山梨の魅力メッセンジャー認定証』が交付される。
中国からの留学生の搶G鳳(とうしゅうほう・4年)さんは「日本の文化、山梨の文化をもっと知って、日本と中国との架け橋になりたい」と、内木健一郎(4年)さんは「山梨を深く知りたいと思った。学んだことが形(知事認定書)として残り、メッセンジャーとして認めてもらえることが魅力で受講した」と動機を語った。
藤原教授は「サービス産業論Uは、14回講義が行われる。その中に6回当該講座を盛り込んだ。受講生は、現在生活している身近な産業を学ぶことによって学問的興味を抱いてもらいたいとともに、故郷山梨、第二の故郷山梨を知ってもらいたい。卒業して30歳、40歳になったとき、山梨を懐かしく思うときが必ず来る。また、山梨の魅力メッセンジャー認定講座をともに受講している学生は、バスツアーなどにも参加し、知事認定書を取得してもらいたい」と語った。
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