天皇賜杯 第75回日本学生陸上競技対校選手権大会 
モグス 5000M 大会新記録で優勝

 

日本学生陸上競技連合は6月11日、神奈川県・日産スタジアムで天皇賜杯 第75回日本学生陸上競技対校選手権大会第3日目を行った。山梨学院大学は、男子5000メートル決勝でメクボ・ジョブ・モグス(2年・ケニア)が13分28秒22の大会新記録で優勝した。男子10キロ競歩に出場した藤澤勇(1年・中野実業) は4位に、北平克浩(4年・津幡) は6位に入賞した。上田誠二監督は「モグスは、関東インカレで3種目を制覇してからまだ2週間で、体調は軽い状態ではなかった。それにもかかわらず、ゴールデントリオの中でモグスが直線で抜け出しての優勝は評価できる。また、10キロ競歩の藤沢4位と北平6位の入賞で、競歩に光明がさした。オリンピック出場の三森や柳沢の卒業生に続く選手になってもらいたい」と語った。
モグスは「大会新で優勝できたのはうれしい。しかし、ベストタイム13分27秒14がマークできなかったのが残念。6月28日にナイロビで行われるケニア選手権1500、5000、10000メートルに出場するが、帰国後の15日から練習を積み優勝を狙いたい。日本に帰ってきてからは、北海道ハーフマラソンで優勝を目指して頑張りたい」と述べた。上田誠二監督は「モグスは、関東インカレの1500、5000、10000メートルに出場し、3種目を制覇してから、まだ2週間で体調は軽い状態ではなかった。それにもかかわらず、ゴールデントリオ(東海大・佐藤、早大・竹澤、山学大・モグス)の中で、モグスが直線で抜け出しての優勝は評価できる。1位から4位までが大会新という好レースだった。この記録は、実業団より良いタイム。今後も、切磋琢磨して競技力向上に努めてもらいたい」と述べた。男子10キロ競歩に出場し4位と健闘した藤沢は「関東インカレはチームの1部残留がかかっていたので、すごく緊張したが、今回の大会はリラックスして競技に臨めた。柳沢コーチが、月に数回指導してくださるので良い結果が残せたと思う。国体予選に向けて頑張りたい」と、述べた。上田監督は「男子10キロ競歩の藤沢4位と北平6位の入賞で、競歩に光明がさした。本学卒業生でオリンピック出場の柳沢哲特別コーチの指導で二人はメキメキ力をつけた。オリンピック出場の三森由佳や柳沢哲の卒業生に続く選手になってもらいたい」と語った。
男子5000メートル決勝
1位 メクボ モグス(山学大) 13分28秒22、
2位 佐藤悠基(東海大) 13分29秒32、
3位 竹澤健介(早大) 13分30秒96、
4位 上野裕一郎(中大) 13分35秒68、
5位 ギタウ ダニエル(日大)13分41秒55
男子10キロ競歩
1位 森岡紘一朗(順大)41分16秒、2位 児島大祐(東海大) 42分00秒、
3位 高橋浩輔(東洋大) 42分07秒、4位 藤沢勇(山学大) 42分11秒、
5位 桶谷昌弘(国士大) 42分14秒、6位 北平克浩(山学大) 42分22秒

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