山梨県高等学校野球連盟(萩原彰会長)は7月11日、甲府市の小瀬球場、緑が丘球場で、第88回全国高等学校野球選手権山梨大会3日目1回戦3試合、2回戦2試合を行った。昨年準優勝の山梨学院大学附属高校は、緑が丘球場の第2試合目で1回戦を甲府城西高校と対戦し、相手3投手から21安打を放ち、18対1で2回戦へ駒を進めた。山学は、4番の高橋將(3年・小金井)が初打席2ランと二塁打を含む4打数3安打6打点、6番・中澤佑介(3年・甲府北東)は4打数4安打1打点、2番・根津和希(2年・甲府東)は5打数4安打で、チーム打率6割と好発進した。山学は明日2回戦を緑が丘球場の第二試合で甲陵と戦う。
1回表、主将1番・柴田將来(3・甲西)が四球で出塁し、2番・根津の初球に盗塁。2番・根津はセーフティバントで、無死一、三塁。3番・保延優馬(1年・敷島)の遊撃ゴロの間に1番・柴田が生還し先取点を奪った。一死二塁、4番・高橋が右越え本塁打で3対0。5番・飯島亮(2年・山梨北)の左前安打と6番・中澤の左前安打で一、二塁。二死後、8番・伊藤吉人(3年・須玉)の中越え2点二塁打で5対0とした。
3回表、6番・中澤、7番エース・浅川英大(3年・須玉)の右前安打で一、二塁。8番・伊藤のバントを捕手がフィルダースチョイスで無死満塁。9番・千頭和洋平(3年・身延)の死球で6対0。1番主将・柴田の中前2点適時打で8対0。続く2番・根津が左前安打で満塁。3番・保延の中前適時打で9対0。続く4番・高橋の左越え適時打で2点を追加し11対0。一死後、二、三塁から6番・中澤が左前適時打で12対0。7番・淺川の一塁ゴロの間に高橋が生還し13対0。二死、一、二塁、8番・伊藤が左中間の二塁適時打で14対0とした。
14対1とされた4回表、1番・柴田が中前安打、2番・根津が左前安打、3番の保延の送りバントで一死、二、三塁とした。4番・高橋が中前2点適時打で16対1。二死後、6番・中澤が左前安打で一、二塁。7番・浅川の一塁ゴロを野手が失策し17対1とした。
5回表、9番・千頭和の代打、畦上が、中前安打で出塁。1番・柴田が送りバントで一死二塁。二死後、3番・保延が左越え適時打で18対1とした。
投げては、エース浅川英大が4回1失点。リリーフ飯島亮が1回を0点に抑えて試合を決めた。
主将の柴田は「たまたま勝てた。明日は、今日のことは忘れて、自分達の野球である機動力を活かして相手を崩したい」と述べた。
田中信幸監督は「今日は、たまたま冬場のバット振りの結果が打者に良い結果をもたらしただけ。反省点は、守りで苦しいところで点を与えないという課題がクリアできなかったところ。苦しい、厳しい戦いになれば、プレッシャーがのしかかってくる。取れる時に点を取り、抑えるところを抑える野球を、一戦一戦やらなければならない。昨年に比べて、投打ともに力のないチーム、昨年以上の団結力でつなぐ野球に徹したい」と気を引き締めていた。
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