山梨県高等学校野球連盟(萩原彰会長)は7月15日、甲府市の小瀬球場、緑が丘球場で、第88回全国高等学校野球選手権山梨大会6日目3回戦4試合を行った。昨年準優勝の山梨学院大学附属高校は、小瀬球場の第2試合目で吉田高校と対戦し、3試合二桁安打の20安打を放ち、15対2で勝ち準々決勝へ進出した。山学は、1回表に2番・根津和希(2年・甲府東)の連続二塁打3打点など長短8本の集中猛打、守ってはエース・浅川英大(3年・須玉)が7回を完投した。山学は19日準々決勝を小瀬球場の第二試合で甲府商業と戦う。
山梨は、1回表に先頭打者で三塁打の主将・柴田將来(3・甲西)を塁に置き、2番・根津和希(2年・甲府東)が左中間を深々と破る二塁打で先取点を挙げた。一死後、4番・高橋將(3年・小金井)が死球で出塁。5番・飯島亮(2年・山梨北)、6番・中澤佑介(3年・甲府北東)、7番エース・浅川英大の一、二塁間を破る右前安打、8番・伊藤吉人(3年・須玉)の右中間を深く破る二塁打、9番・千頭和洋平(3年・身延)の中前安打の5連打で7対0。二死後、2番・根津和希が、この回二連打となる左越え二塁打を放ち8対0とした。
2回表、左前安打で出塁した4番・高橋將を、5番・飯島亮が送り、無死二塁。6番・中澤佑介の内野ゴロを相手が失策し一、三塁。6番・中澤佑介の盗塁を相手が阻止しょうとして失策し4番・高橋將が生還して9対0とした。
9対2とされた6回表、一死後4番・高橋將が三遊間を破る左前安打で出塁し、盗塁で二塁に進塁。5番・飯島亮の二塁への内野安打の間に三塁へ、さらに相手内野手の失策の間に生還し10対2。二塁に、飯島を置き6番・中澤佑介が中前適時安打を放ち11対2とした。
7回表、死球で出塁した9番・千頭和洋平を一塁に置き、1番主将・柴田將来が右越え適時打で12対2。一死後、3番・保延優馬(1年・敷島)が左前適時打で13対2。4番・高橋將の左前安打で一、二塁。二死後、6番・中澤佑介が左中間を深々と破る二塁打で15対2とし、7回裏をエース・浅川英大が0点に抑えて試合を決めた。
主将の柴田は「1回表の集中打で流れがつくれたが、中盤相手に得点され、追加得点が奪えず流れが相手に行きかけた。しかし、6回と7回で流れを引き戻すことができた。チームは一つになり、1、2回戦より良い試合ができ。力のないチームなので、油断せずに一戦一戦、つなぐ野球で頑張りたい」と述べた。
田中信幸監督は「柴田の三塁打でチームが乗った。選手は良くつなぐ野球に徹している。チームは、空中戦でなく、ゴロを打つことに心掛けて、3試合45得点と結果は出ているが、実際は厳しい試合が続いている。一戦一戦、自分達の野球に心掛けるだけ」と語った。
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