文部科学大臣杯 2006全日本学生レスリング選手権大会(第2日目)
山学大 グレコ 96s級・山本 120s・ボリス 3位 
〜 山本 気持ち切り替え 世界ジュニア大会に発つ 〜

 

全日本学生レスリング連盟は8月25日、大阪府の堺市立金岡公園体育館で文部科学大臣杯2006全日本学生レスリング選手権大会第2日目の7階級を行った。山梨学院大学はグレコローマンスタイルで、96s 山本雄資(2年・多度津工業)、120s級 ムジコフ・ボリス(1年・ロシア)が3位となった。山本は、「グアテマラ共和国で行われる世界ジュニア大会に出場するために26日成田を発つ。海外遠征で力をつけてきたい」と、早くも気持ちを切り替えていた。大会は、明日からフリースタイル55kg級、60kg級、66kg級、74kg級、84kg級、96kg級、120kg級の7階級が行われる。
96s級の山本雄資(2年・多度津工業)は、初日に1回戦 竹崎雅将(日文大)、2回戦 正木裕也(日体大)に勝ち、準々決勝に進出してきた。山本は今日、準々決勝で中谷月明(専修大)に勝ち、準決勝で全日本学生チャンピョンの山口竜志(拓殖大)と対戦、「相手は力でも技術でも上だった」というように一方的に攻められて2対0で負け3位となった。
120s級のムジコフ・ボリス(1年・ロシア)は、初日に1回戦 平川真也(中央大)、2回戦 荒木田謙信(専修大)に勝ち、準々決勝に進出した。ボリスは今日、準々決勝で松永隆司(日体大)に勝ち、準決勝で安田伊織(早稲大)にフォール負けし3位となった。
昨年3位でシードの74s級 森康記(4年・宮城県立工業)は、今日の2回戦から出場し、菊池心(同志大)に勝ったものの、準々決勝で伊藤潤哉(日本大)に敗れベスト16となった。
96kg級の山本は「優勝を狙っていたが、山口竜志(拓殖大)選手は、力でも技術も上だった。今後、練習を確りして、頂点を目指したい。26日に成田を発ち、グアテマラ共和国で行われる世界ジュニア大会に出場する。海外遠征は初めてなので、外国の選手とどのくらい渡り合えるか楽しみだし、経験を積み力をつけたい」と述べた。
下田正二郎部長は「本学は、グレコローマンスタイルの選手が少ないが、昨年3位でシードの森を筆頭に、3名ぐらいは3位以上の成績と思っていたが、準々決勝で森が敗れ、3位に山本とボリスという結果に終わった。明日からフリースタイルが始まる。各階級上を目指して、がんばってもらいたい」と述べた。
高田裕司監督は「2年生でグレコ専門の山本は、全日本学生チャンピオンとあたり3位に終わったが、実力的には2番手で、これからの選手。26日から20才以下の世界ジュニアに出場する。世界大会では、怪我をしないで良い体験をしてきてもらい、来年は頂点を目指してもらいたい」。「ボリスが、あんなに簡単に負けるとは思わなかった。グレコはちょっと気を抜くと簡単にかえされる。いい薬になったと思う」。「明日からフリースタイル、ホープの大澤茂樹(2年・霞ヶ浦)は、世界ジュニア大会に出場するため欠場となる。また、うちにはインターハイチャンピオンがいないので、厳しい戦いになるが上を目指してがんばってもらいたい」と語った。

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