全日本学生レスリング連盟は8月26日、大阪府の堺市立金岡公園体育館で文部科学大臣杯2006全日本学生レスリング選手権大会第3日目のフリースタイル7階級を行った。山梨学院大学は、7階級で14人が最終日に駒を進めた。2回戦で同門対決を制し、3回戦を快勝した74kg級の中野大樹(4年・霞ヶ浦)は、「4年生なので、この大会最後になるので優勝を狙いたい。山学で、この階級に残ったのは一人になってしまったので、大学の代表になったつもりで、大学の名誉もかけて戦いたい」と述べた。明日、個人と大学の名誉をかけた激しい戦いが繰り広げられ、7階級のフリースタイルの学生チャンピオンが誕生する。
山梨学院は、55kg級で矢野誠一郎(2年・南京都)、池田正徳(2年・日野)、小俣将太(1年・霞ヶ浦)、関口祐樹(4年・霞ヶ浦)、小島和也(4年・霞ヶ浦)の5名。66kg級で森川一樹(1年・霞ヶ浦)、井上真彰(4年・岐阜工業)、岩井康輔(4年・網野)の3名、74kg級で中野大樹(4年・霞ヶ浦)、84kg級で三井克彦(3年・関宿)、96kg級で木暮僚太(2年・霞ヶ浦)、神原繁(3年・北杜)の2名。120kg級で秋山智史(3年・飛龍)、ジムコフ・ボリス(1年・ロシア)の2名と、7階級で14名が最終日に駒を進めた。
2回戦からの出場となった1年生で初出場の66kg級 森川は「前半は体が思うように動かなくポイントを取られたが、後半は自分の動きができた。緊張すると調子が出ないので、リラックスすることを心がけ一戦一戦を戦ってゆき、優勝できるように頑張りたい」と述べた。
高田裕司監督は「ベスト16、ベスト8、ベスト4と、激しく厳しい戦いが繰り広げられ、インカレチャンピオンが誕生する。66kg級で言えば、井上が大学の後輩、森川と準々決勝で潰し合い、準決勝では、昨年全日本チャンピオンの佐藤吏(早稲田大)とあたる。井上は今年の全日本1回戦で佐藤選手に勝っているので勝つ可能性が高い。また、森川が勝ち上がり佐藤選手とあたっても倒すかもしれない。と、言うように激しく厳しい試合が続く。他の階級も同じで、うちの選手にもチャンピオンになれるチャンスはある」と語った。
下田正二郎部長は「4年生も頑張っているが1、2、3年生の頑張りも目立つ。戦いは厳しいが、誰にもチャンピオンになれるチャンスは必ずある。過去に負けている選手は、リベンジを果たせばいい」と語った。
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