全日本学生レスリング連盟は8月27日、大阪府の堺市立金岡公園体育館で文部科学大臣杯2006全日本学生レスリング選手権大会最終日のフリースタイル7階級を行った。山梨学院大学は、66kg級で井上真彰(4年・岐阜工業)、96kg級で木暮僚太(2年・霞ヶ浦)、120kg級で秋山智史(3年・飛龍)が3位となった。66kg級の井上は「4年生なので、この大会最後だっただけに、是が非でも優勝したかった。負けた相手には、全日本で勝っているだけに負けたくなかった。勝算があっただけに残念。気持ちを入れ替えて、9月に行われる全日本学生王座決定戦では、チームのために臨みたい」と述べた。山梨学院は今大会、グレコローマンスタイルでの3位2名と合わせて、3位が5名という結果に終わった。
山梨学院は準決勝で、66kg級で井上真彰(4年・岐阜工業)が全日本チャンピオンの実績をもつ佐藤吏(早稲田大)に、96kg級で木暮僚太(2年・霞ヶ浦)が東誠次(立命館)に、120kg級で秋山智史(3年・飛龍)が北村克也(専修大)に負け3位となった。
前回3位の96kg級の木暮は「不調だった。怪我を押しての大会だったので、悔いが残る。来年は、優勝を目指しリベンジしたい」と述べた。
120kg級の秋山は「1年生の時は2回戦、2年生の時は1回戦で敗退した。今回は、3位という良い成績で一段落した。来年は、その上を目指して頑張りたい」と述べた。
下田正二郎部長は「今大会は、1・2年生の頑張りが目立った。グレコと合わせて5人の入賞者(3位)がでたが、優勝者がでなかったのは残念。大会を振り返ると、勝ち方を知っている選手が勝っている。今回うちの選手は、負けて勝ち方を覚えたと思う。3位といっても、あと一歩で優勝できる実力の差。これから、監督や選手と時代をつくる気概を持って、チーム作りをしたい」と述べた。
高田裕司監督は「フリーは結果的に、3位が3人だった。留学生のジムコフ・ボリス(1年・ロシア)は、相手を追い込んだが詰めを誤り、勝てた試合を落とした。選手たちには、決勝戦に進出する意地を出してもらいたかった。ベスト8、ベスト4ともなると、ちょっとした差が勝敗を分ける。選手たちは、この大会を通じて、何を改善しなければならないのか、わかったと思う。練習を積み、それぞれのテーマを克服し、ちょっとした差を乗り越えてもらいたい。これから、全日本学生王座決定戦などの大会があるが、特に4年生の頑張りと軽量級の選手の奮起に期待したい」と語った。
アルバムはこちら | 66kg級 井上真彰 | 96kg級木暮僚太 | 120kg級秋山 |
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