関東ラグビーフットボール協会は9月23日、東京・拓殖大学グランドで関東大学ラグビーリーグ戦2部の開幕戦2試合を行った。山梨学院大学は東洋大学と対戦し、前半2分に9番・大山信光(3年・広島工業)から10番・古屋孝広(3年・甲府工業)にパス、10番・古屋が8番・佐藤北斗(仙台育英)にパスし、これを8番・佐藤が中央にトライ、ゴールキックも決まり7対0と先取点を奪った。これで勢いに乗った山梨学院大学は、主導権を握り12トライを決めるなど74対7と東洋大学に圧勝し、1部復帰に向けて好発進した。
山梨学院は前半、立ち上がりの2分に9番・大山信光(3年・広島工業)が10番・古屋孝広(3年・甲府工業)にパスをつなげ、さらに10番・古屋から8番・佐藤北斗(仙台育英)にパス、これを8番・佐藤が中央にトライし、ゴールキックも決まり7対0と先取点を奪った。その1分後の3分には、9番・大山信光(3年・広島工業)から13番・佐井雄大(4年・千葉工業)、そして2番・羽谷将成(4年・栄徳)とつなぎ右中間へトライ、ゴールキックも決まり14対0。9分には、敵陣5メートルからモールで押し込み7番・深井貢太(相模台工業)が左隅にトライし19対0。22分には、敵陣5メートルからラインアウトからモールで押し込み6番・上田真弥(2年・朝明)が左中間にトライし24対0。30分には、敵陣10メートル右ラックから9番・大山信光(3年・広島工業)のパスを15番・大和田祐司(3年・勝田工業)がキック、14番・椚露輝(3年・相模台工業)が拾い右中間にトライ、ゴールキックも決まり31対0と突き放す。さらに35分には、敵陣22メートルのスクラムから9番・大山信光(3年・広島工業)が抜け出した大山のパスのこぼれ球を15番・大和田祐司(3年・勝田工業)が拾い中央にトライ、ゴールキックも決まり38対0。38分には、敵陣5メートルのラインアウトでモールをつくり、そのまま押し込んで1番・石田健(4年・新発田農業)が左中間にトライ、ゴールキックも決まり45対0と東洋大学を大きく引き離し前半を終了した。
後半、4分22メートル相手の反則から2番・羽谷将成(4年・栄徳)がタップキックで、そのままかわし右中間にトライし5対0。9分には、5メートルスクラムから8番・佐藤北斗(仙台育英)がサイドを仕掛けラックをつくり、7番・深井貢太(相模台工業)がトライし、ゴールキックも決まり12対0。11分、相手にトライ、ゴールキックを許し12対7とされた。このとき、スタンドオフ10番・古屋孝広(3年・甲府工業)が怪我で戦列を離れるアクシデント。しかし、波に乗るチームは16分に敵陣右ラインアウトからモールをつくり押し込んで7番・深井貢太(相模台工業)がトライ、ゴールキックも決まり19対7とした。33分、中央スクラムから10番・古屋に代わって出場した21番・早坂和真(4年・湘南工科)が、自身の18番・テビタ(1年・ニュージーランド ウェズレイカレッジ)へのパスのこぼれ球を拾い、14番・椚露輝(3年・相模台工業)にパスし、そのまま14番・椚が走り右隅にトライし24対7と突き放す。さらに41分、5メートルのラインアウトのモールからラックをつくり、8番・佐藤北斗(仙台育英)が持ち込み左隅にトライし、29対7とした。山梨学院は東洋大学に74対7と圧勝し、1部復帰に向けて好発進した。
片平朝希主将(4年・湘南工科)は「今日は、前半畳み掛けて勝てて良かったが、ゾーンごとに攻め方があるが、セオリーどおりに出来なく課題も出た。来週の試合には、課題をクリアし臨みたい」と、述べた。
秋廣秀一ヘッドコーチは「フォワードを前にという課題を克服できなかった。結果として古屋がバックス陣を率いて、パスパスとつなぐゲーム展開となり、バックスに頼ってしまった。次回までには、全員でテーマを修正し、次の対戦(国際武道大学)には克服しなければならない」と、大勝にも拘らず課題を克服できなかったチームに課題を投げ掛けた。
吉田浩二監督は「怪我人の穴を埋めた選手の活躍が励みになった。富士登山に例えるならば、全員で五合目に立てた。今期あと6戦あるが、頂上に立ち御来光を部員全員で拝みたい。うちは乗れば強い。細かく言えば課題があるが、上々の滑り出しが出来たと思う。この勢いで、部員ともども気持ちを込めて是が非でも1部に復帰したい」と、1部返り咲きを誓った。
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