関東大学ラグビーリーグ戦2部
山学大 国際武道大に45対5 開幕2連勝
〜 テビタ 鮮烈な2トライ2ゴールキック 〜 

 

関東ラグビーフットボール協会は9月30日、東京・拓殖大学グランドで関東大学ラグビーリーグ戦2部の2試合を行った。山梨学院大学は国際武道大学と対戦。山梨学院は前半、8分にラックから9番・大山信光(3年・広島工業)が持ち出して走りきり中央にトライ。自らゴールキックも決め7対0と先取点を奪った。その2分後の10分、相手に左隅にトライを決められ7対5とされたが、4トライ3ゴールキックを決め26対5と折り返した。後半、ニュージーランドからの留学生・テビタの2トライ2ゴールキックを奪う活躍もあり19対0とした。山梨学院は45対5で国際武道に勝ち開幕から2連勝とした。
山梨学院は前半、8分に中央ラックから8番・佐藤北斗(4年・仙台育英)が持ち出しラック、そのラックから9番・大山信光(3年・広島工業)が持ち出して走りきり中央にトライ。自らのゴールキックも決まり7対0と先取点を奪った。その2分後の10分、相手に左隅にトライを決められ7対5とされた山梨学院は15分、敵陣22メートル中央ラックから9番・大山信光(4年・湘南工科)、10番・早坂和真(4年・向上)、12番・片平朝希(3年・広島工業)とつなぎ、12番・片平が走りきり右中間にトライ。ゴールキックも決まり14対5とした。20分、左敵陣5メートルラックから9番・大山信光(4年・湘南工科)から15番・大和田祐司(3年・勝田工業)へ展開し、15番・大和田が左中間に飛び込みトライし19対5。35分には、中央ラックから9番・大山信光(3年・広島工業)から10番・早坂和真(4年・向上)へ、10番・早坂と13番・佐井雄大(4年・千葉工業)がクロスで抜けて、13番・佐井が14番・椚露輝(3年・相模台工業)につなぎ14番・椚が右中間にトライし26対5とした。
後半、4分敵陣左22メートルラインアウトラックから2番・羽谷将成(4年・栄徳)が持ち出し9番・大山信光(3年・広島工業)につなぎ、9番・大山が12番・片平朝希(3年・広島工業)にパスし、12番・片平が右隅にトライし5対0とした。30分、敵陣10メートルラックから20番・川口佳幸(3年・湘南工科)が、後半からの出場が2戦目となる18番・テビタ(1年・ニュージーランド ウェズレイカレッジ)へとつなぎ、18番・テビタが相手の裏にショートパントでかわし、日本での公式戦初トライを中央に決めた。自らのゴールキックも決め12対0とした。さらに18番・テビタは終了間際、敵陣22メートル相手反則から、そのまま持ち込み中央にトライ。自らゴールキックも決め、19対0とした。山梨学院は国際武道に45対5で勝ち開幕から2連勝とした。
ニュージーランドからの留学生で、日本での公式戦初トライを決めた18番・テビタは「2トライ2ゴールキックが、決められて嬉しい。頑張ります」と、Vサインを出して喜びを表した。
片平朝希主将(4年・湘南工科)は「今日は、ミスが多くて良くなかった。良いテンポで攻めても、ノックオンなどで流れが切れてしまい課題が残った。次の試合は、課題をクリアし臨みたい」と、反省していた。
秋廣秀一ヘッドコーチは「相手はキック・アンド・ラッシュの戦法で、うちのゲームをさせてもらえなかった。滞空時間の長いキックを23回され、正味半分しか攻める時間を与えられなかった。相手の空中戦にはまってしまい、自陣での球回しができなかった。ギャンブルを仕掛けなければならないのに仕掛けられなかった。反省しなければならない。3戦目の次回は、白鴎大学戦、春から取り組んでいるタックルの真価が問われる試合となる。フォワードを前にという課題をクリアしたい」と、述べた。
吉田浩二監督は「古屋などに代わって出場した選手達の活躍で、勝ったことは良かった。しかし、選手は悶々とした思いだと思う。思い通りに試合が運ばなかった。そのために、どうしても焦りがでてイージーミスをしてしまう。階段が手前に一つあるのに飛ばして上がろうとして踏み外してしまっている。まるで憶測でプレーをしているようだ。選手は、今日の試合で危機感がもてたと思う。きっと、次につなげてくれると思う」と、語った。
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