平成18年度 全日本学生柔道体重別選手権大会(男子25回 女子22回)
山学大57kg級 野中未奈(4年)
〜 2年連続 帝京大・宇高と対戦 攻めに攻め 2連覇達成 〜

 

全日本学生柔道連盟(佐藤宣践会長)、朝日新聞社(秋山耿太郎代表取締役)は10月14日、東京都の日本武道館で平成18年度全日本学生柔道体重別選手権大会(男子25回 60kg級・66kg級・73kg級・81kg級、女子22回 48kg級・52kg級・57kg級・63kg級)を行った。山梨学院大学女子57kg級の野中未奈(4年・日大藤沢)は、2年連続で帝京大学の宇高菜絵(4年)と決勝戦で対戦した。野中は終始攻めて、宇高に指導1回の優勢勝ちを収め、2連覇を達成した。野中は「2連覇できて嬉しいという気持ちもありますが、本音はやっとほっとしました。絶対に気持ちで負けないという気概をもち、相手に立ち向かい攻めに攻めました」と、笑顔で語った。


山梨学院大学女子57kg級の野中未奈(4年・日大藤沢)は、2回戦から出場。2回戦で帝京大学の武田三友紀(3年)と対戦し、内股で技ありを奪い優勢勝ちを収めた。準々決勝では、高岡法科大学の渡辺みゆき(4年)に縦四方固で押さえ込み一本を奪い、準決勝に進んだ。準決勝は、淑徳大学の明先美央(4年)を小外掛の一本で仕留め決勝へと駒を進めた。
野中未奈(4年・日大藤沢)の決勝戦は、2年連続で帝京大学の宇高菜絵(4年)との対決となった。「とにかく、緊張した。絶対に気持ちで負けないという気概で、相手に立ち向かった」というように、一方的な試合展開。中盤に入り、相手が反撃してくるが一進一退の攻防が続く。試合終了間際、「内股に行って、勢いが余ってバランスを崩した」ところを、相手に押し込まれポイントを取られそうになったが場外。そして、時間切れ、終始攻めに攻め、危なげなく2連覇を達成した。
野中は「監督や総監督、仲間との日頃の練習を信じて、自信を持って戦いました。明日出場する4選手も、自信を持って戦えば自ずと結果がついてくると思うので頑張ってもらいたいです。明日は、一生懸命に応援します」と、笑顔で語った。
山部伸敏監督は「調子を崩していたが、一週間で心技体、今日の日にピタリと合わせてきた。全試合、終始攻め、全く危なげはなかった。超一流の選手です」と、絶賛。
西田孝宏総監督は「ワールドカップ出場の宇高選手に2年連続で勝っての2連覇。名実ともに実力者となった。これで世界に挑戦する実績を積んだ。これからは、果敢に世界にチャレンジしてもらいたい」と、新たなテーマを掲げた。
明日は、男子の90kg級・100kg級・100kg超級、女子の70kg級・78kg級・78kg超級が行われる。

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