平成18年度 全日本学生柔道体重別選手権大会(男子25回 女子22回)
山学大100kg超級 新井信吾 78kg級小野江那 共に3位  
〜 前年女王70kg級田中愛子が準々決勝で敗退〜

 

全日本学生柔道連盟(佐藤宣践会長)、朝日新聞社(秋山耿太郎代表取締役)は10月14日、東京都の日本武道館で平成18年度全日本学生柔道体重別選手権大会(男子25回 90kg級・100kg級・100kg超級、女子22回 70kg級・78kg級・78kg超級)を行った。山梨学院大学の、男子100kg超級の新井信吾(4年・白鴎大足利)は準決勝で国士舘大学の立山広喜(3年)に、女子78kg級の小野江那(1年・西京)は帝京大学の穴井さやか(2年)に負け、共に3位となった。70kg級前年女王の田中愛子は、2連覇を目指して臨んだが準々決勝で敗退した。


山梨学院大学の、男子100kg超級の新井信吾(4年・白鴎大足利)は、2回戦から出場した。2回戦で福岡教育大学の了戒眞暁(2年)と対戦し、大外刈の一本を奪い3回戦へ。3回戦では、日本体育大学の岡野武芳を上四方固の一本勝ちで準々決勝へ。準々決勝では、国士舘大学の池田広樹に大外刈と支釣込足の合わせ技で勝ち準決勝へ進んだ。準決勝は、国士舘大学の立山広喜(3年)に最後の最後に小外掛で敗れ3位となった。
女子78kg級の小野江那(1年・西京)は、2回戦から出場した。2回戦で東海大学の宮内ひとみ(1年)と対戦し、ゴールデンスコアー(延長戦)の末に大外刈で効果を奪い準々決勝へ。準々決勝では、淑徳大学の石走渚(1年)の怪我欠場のため変更選手として出場した山梨学院大学の児山沙月(2年)と対戦し、大外刈の有効で優勢勝ちを収め準決勝へ進んだ。準決勝は、帝京大学の穴井さやか(2年)に大外刈で負け3位となった。
新井は、「関東大会では自分の力を出し切れなで終わってしまい情けなかった。全国大会では優勝を目指して戦った。準決勝で、前半・中盤と押していたのでいけると思った。内股で相手が飛んだと思ったが、ポイントにならなかった。その直後、小外掛で敗れてしまった。残念です。しかし、自分の力を出し切っての結果なので、満足しています」と、充実した表情で述べた。
小野は、「1回戦は、負けると思いました。お互い、相手の手の内が分かっているので戦い難かったです。準々決勝は、一つ上の先輩との対戦だったので、負けて当たり前だったので思い切って戦えました。準決勝は、組んだときいけると思いましたが、大外刈で負けてしまい力の差を感じました。これから練習に励み頑張りたいです」と、謙虚に述べた。
山部伸敏女子監督は「小野は、技術的にまだまだ伸びる要素があるので楽しみ。技術に磨きを掛けて、トップを目指してほしい」と、述べた。
西田孝宏総監督は「今日の新井は、ものすごい柔道だった。100kg超級は、各大学の団体の顔(第一人者)が出場する階級。3回戦で日本体育大学の岡野武芳を上四方固の一本勝ちで破り、準々決勝では国士舘大学の池田広樹に勝ち。準決勝では、優勝した国士舘大学の立山広喜に内股であわや一本、大健闘です。立派な3位」と褒め称えた。
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| 新井信吾 | 小野江那 |