関東学生ホッケー連盟は10月22日、東京都の法政大学多摩グラウンドで平成18年度秋季関東学生ホッケーリーグ(男子1部)順位決定戦を行った。山梨学院大学は東京農業大学と1位・2位決定戦を行い、後半1分ペナルティーコーナーからの球を、4番・FWの久保宏行(3年・伊吹)がプッシュシュートで得点を奪い試合を決めた。山梨学院は、秋季初優勝となり、関東学生での優勝は平成17年度春以来の3季ぶりとなった。この優勝は山梨学院にとって、10月28日から行われる第55回全日本学生ホッケー選手権大会初優勝に、また、全日本王座決定戦で東農大を破り初優勝しているだけに、全日本のタイトル奪取2冠に向けて弾みがついた。
山梨学院大学は、前半7本のシュートと3本のペナルティーコーナーを得ながら得点することができなかった。しかし、ディフェンスは完璧で東農大のシュートとペナルティーコーナーをゼロに抑え0対0とした。
後半、1分ペナルティーコーナーからの球を、4番・FWの久保宏行(3年・伊吹)がプッシュシュートで得点を奪い1対0とした。お互いディフェンス陣が頑張り、シュートは山梨学院2本と東農大1本、ペナルティーコーナーは山梨学院と東農大ともに2本と、試合は一進一退となり山梨学院が虎の子の久保の得点を守りきり1対0で東農大を破り秋季初優勝を決めた。
FW・久保宏行(3年・伊吹)は「ペナルティーコーナーからの球を、プッシュシュートで決めた。秋季関東リーグ初優勝に貢献できて嬉しい」と述べた。
キャプテンのFB・藤巻毅史(4年・白根)は「前半、自分たちのペースで試合が運んでいたが、決定打を欠き点が入らなかっただけに、久保のペナルティーコーナーからの得点は、チームに落ち着きを与えた。これで、全日本学生2冠に向けて良いスタートが切れる」と述べた。
寺本祐治監督は「うちが攻めて、東農大がしのぐ試合展開。しかし、FWに決定打がなく得点が入らない。東農大のカウンター、ペナルティーコーナーを恐れていたが、後半そうそう久保が得点してくれたので、後半も攻め抜けた。決定力不足は否めないが、その分ディフェンスで怪我のFW・村上の穴を埋める目安も立った。これで、2冠達成のインカレに向けて弾みがついた」と語った。
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