山梨県サッカー協会、山梨県高等学校体育連盟、YBS山梨放送は10月22日、韮崎中央公園芝生広場、韮崎中央公園陸上競技場で第85回全国高校サッカー選手権山梨県大会の準々決勝4試合を行った。山梨学院附属高校は、韮崎中央公園芝生広場で甲府工業高校と対戦した。山梨学院は前半4分、フリーキックからのボールをFWの清水隆一(3年)にヘディングシュートで合わされ先制されると、後半12分、38分と得点を奪われ3対0で甲府工業に敗れた。1年生主体の強化育成軍団で臨んだ山梨学院は、1回戦は北杜高校に2対0、2回戦には第4シードの東海大甲府に2対0、3回戦には富士北稜に5対0と勝ってのベスト8は将来楽しみなチームとなった。準決勝進出チームは、韮崎、甲府工、明誠、帝京三の4校となった。
山梨学院高校は、準々決勝を韮崎中央公園芝生広場で、昨年準優勝の甲府工業と対戦した。ワントップでディフェンスを固める山梨学院は、立ち上がりの前半4分、相手にフリーキックからのボールをFW・清水隆一(3年)にヘディングシュートで合わされ先制された。山梨学院は、反撃を試みるが中盤にボールが、なかなかつながらない苦しい展開で前半を0対1で終了した。
後半、山梨学院は反撃を見せるが相手ゴールが遠い。昨日2得点のFW・木村和馬(1年)を投入しツートップで攻撃態勢を取ろうとした矢先の12分、相手にゴール前にボールを入れられ、これをFW・清水隆一(3年)にシュートされ0対2とされた。ツートップで攻撃態勢に入るが相手のディフェンスが固い。攻防が激しくなり、昨日の試合でミドルシュートを左隅へ決めたMFの金子亮介(1年)が、20分と25分にイエローカードをもらい退場となり、ここで攻撃の芽が摘まれた。38分には、MFの栗原竜二(3年)にヘディングシュートを決められ3対0で甲府工業に敗れた。
岩花竜也(1年)「ベスト8では満足できない。冬には、ボールと人が動くサッカーができるようにフィジカル面と精神面を鍛えて、次は勝ちに行きたい」と述べた。
高木理己監督は「実力通りの試合だった。第4シードを破ってのベスト8は、自信になったと思う。このチームは、ベスト4の壁、優勝の壁、全国の壁など、まだまだ様々な壁を越えなければならない。冬は、基本もフィジカル面も気持ちの強さも鍛えて行きたい」と述べた。
横森巧総監督は「受身になった。ここまでくると、高さ、速さ、強さなど一つ一つのプレーが厳しくなる。この大会を通じて課題が山ほど出た。しかし、3年生が青春の涙を流すこの大会で、若いチームが、ここまできたことは立派なこと。これから、一丸となって課題を克服しなければならない」と語った。
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