第55回男子・第28回女子 全日本学生ホッケー選手権大会(2日目)
男子・山梨学院 〜京都産業に10対0 明日2冠に向け東農大戦〜
 

日本ホッケー協会(吉田大士会長)と日本学生ホッケー連盟(古屋忠彦会長)は10月29日、慶應義塾大学日吉グラウンド、法政大学多摩ホッケー場、早稲田大学東伏見グラウンドで全日本学生ホッケー選手権大会2日目を行った。試合は、第55回男子2回戦8試合、第28回女子1回戦4試合が行われた。山梨学院大学の男子は、法政大学多摩ホッケー場で京都産業大学と対戦し、4番・FW久保宏行(3年・伊吹)の前後半の先取点2得点を奪う活躍などで10対0と完勝し、日本大学ホッケー王座決定戦に続く初優勝で2冠に向け好スタートを切った。山梨学院は、10月30日午後0時30分から法政大学多摩ホッケー場で、準々決勝を東京農業大学と戦う。


山梨学院大学は前半、4分に4番・FW久保宏行(3年・伊吹)が、ペナルティーコーナーを「先取点を取り、チームを波に乗せるために、集中した」と、プッシュシュートを決め1対0とした。7分には、相手陣地30ヤード付近で7番・FW竹田昇司(2年・岐阜総合学園)がカウンターで相手ボールを奪い、9番・FW松村和樹(1年・沼宮内)にパス、これを9番・FW松村がヒットシュートして2対0とした。11分には、ペナルティーコーナーを16番・DF三澤孝康(2年・横田)がヒットシュートで決め3対0とした。また、30分には、15番・DF河合亮平(1年・石動)のペナルティーコーナーをゴールキーパーが弾き、このリバウンドを7番・FW竹田昇司(2年・岐阜総合学園)が押し込み4対0とした。
山梨学院は後半、4分に4番・FW久保宏行(3年・伊吹)が、ペナルティーコーナーを「後半もチームに流れをつくりたかった。狙いどおりのプッシュシュートが打てた」と、会心のシュートで1対0とした。21分には、ペナルティーコーナーを15番・DF河合亮平(1年・石動)がプッシュシュートを決め2対0とした。25分には、フィールドボールを9番・FW松村和樹(1年・沼宮内)がセンターリングし、これを10番・FW中村正和(4年・石動)がタッチシュートで決め3対0とした。さらに28分には、ペナルティーコーナーを主将2番・DF藤巻毅史(4年・白根)がプッシュシュートで決めて4対0とした。30分には、フィールドボールを3番・FW朱光珍(2年・大元)が右サイドから持ち込み10番・FW中村正和(4年・石動)にパス、これを10番・FW中村がヒットシュートして5対0とした。32分には、再びフィールドボールを3番・FW朱光珍(2年・大元)が右サイドから持ち込み12番・MF三塚祐治(2年・築館)にパス、これを12番・MF三塚がヒットシュートして6対0と試合を決めた。
藤巻毅史主将は「前半は、集中力に欠け、噛み合いが上手くいかず流れが悪かった。後半は、前半より集中したものの気が抜けていた。明日は集中して『堅守速攻』で戦いたい」と述べた。
寺本祐治監督は「初戦としては、硬さがなく悪くなかったが、褒められる試合ではなかった。個々の選手が精度の高いプレーが出ていなかった。明日、あたる東農大は、王座決定戦と秋季関東リーグ戦の決勝の相手。2試合とも僅差で勝っているだけに、受けてたつのではなく、チャレンジャーとして積極的に戦いたい」と語った。

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