日本ホッケー協会(吉田大士会長)と日本学生ホッケー連盟(古屋忠彦会長)は10月30日、慶應義塾大学日吉グラウンドと法政大学多摩ホッケー場で全日本学生ホッケー選手権大会3日目を行った。試合は、第55回男子準々決勝4試合、第28回女子準々決勝4試合を行った。山梨学院大学の女子は、慶應義塾大学日吉グラウンドで学習院大学と対戦し、4番・DF村上藍(4年・石動)の5得点の活躍などで13対0と圧勝した。山梨学院は、10月31日午前9時30分から山梨学院ホッケースタジアムで行われる準決勝で、4年ぶりの5回目の優勝を目指す東海女子大学と3年連続の決勝進出を賭けて戦う。
山梨学院大学は前半、立ち上がりから積極的に攻め込み4分、ペナルティーコーナーから4番・DF村上藍(4年・石動)がヒットシュートで先制した。5分、サークル内で相手反則によるペナルティーストロークで4番・DF村上藍(4年・石動)がプッシュシュートで連続得点を決め2対0とした。10分には、7番・MF飯村美香(3年・巨摩)が、相手ボールをカットしドリブルで持ち込みプッシュシュートを決め3対0とした。23分、14番・FW清水千秋(2年・丹生)が左サイドからドリブルで抜け、9番・FW中島史恵(2年・岐阜総合学園)にパス、これを9番・FW中島がプッシュシュートを決め4対0とした。34分には、ペナルティーコーナーを10番・MF李仁敬(1年・松谷女)がスイープシュートで決め前半を5対0とした。
山梨学院は後半、前半の好調をキープし10分、10番・MF李仁敬(1年・松谷女)が右サークル外からパスを打ち込み、14番・FW清水千秋(2年・丹生)が受けパス、これを7番・MF飯村美香(3年・巨摩)がタッチシュートで決め1対0とした。13分には、ペナルティーコーナーを10番・MF李仁敬(1年・松谷女)がスイープシュートで決め2対0とした。21分には、7番・MF飯村美香(3年・巨摩)がサークル外からロングパス、これを8番・FW菊池陽香(2年・築館女)がタッチシュートで決め3対0とした。25分には、ペナルティーコーナーを4番・DF村上藍(4年・石動)がプッシュシュートで決め4対0。さらに26分には、相手の反則によるセットプレーから18番・FW金善玉(2年・松谷女)がフリーヒットし、17番・FW徳島葵(1年・京都すばる)がタッチシュートで決め5対0とした。30分には、ペナルティーコーナーを4番・DF村上藍(4年・石動)がヒットシュートを決め6対0。33分には、ペナルティーコーナーを2番・DF宇井理恵(4年・伊吹)がヒットシュートを決め7対0とした。試合終了間際の35分、ペナルティーコーナーを4番・DF村上藍(4年・石動)がプッシュシュートで決め8対0とした。
岩出美幸主将(4年・今市)は「チームに、ゴールに対する執念があり、フィールドゴール、ペナルティーゴール共に決まり良かった。準決勝には、この調子を維持して臨みたい」と述べた。
ジョン・シアンコーチは「大阪体育での課題となったペナルティーコーナーでの決定力不足が、今日の試合で決定率が上がりほぼ解消した。明日の東海女子大は、日本リーグで1勝1敗同士。3年連続決勝進出を賭けチーム一丸となって戦いたい」と語った。
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