第29回全日本学生ショートトラックスピードスケート選手権大会
山学大 学校対抗 男子総合優勝15回目
〜 2回目の全種目制覇 2回目の5連覇と新たな歴史刻む 〜
 

日本学生氷上競技連盟、日本スケー連盟は11月5日、長野県・帝産アイススケートトレーニングセンターで第29回全日本学生ショートトラックスピードスケート選手権大会最終日を行った。男子総合優勝(参加19校)は、山梨学院大学が2回目の全種目制覇(5種目)、2回目の5連覇で15回目となった。2位 福岡大学、3位 中京大学、4位 慶應義塾大学、5位 阪南大学、6位 大阪経済大学、7位 早稲田大学、8位 神奈川大学。女子総合優勝(参加18校)は、阪南大学が2連覇となった。2位 東京女子体育大学、3位 順天堂大学、4位 日本体育大学、5位 筑波大学、6位 早稲田大学、7位 神奈川大学、8位 山梨学院大学。今日の種目別優勝者は、男子は1000メートル 山梨学院大学の青木充(4年)、3000メートル 山梨学院大の伊藤潤二(3年)、5000メートルリレー 山梨学院大学、女子は1000メートル 順天堂大学の貞包紘子、3000メートルリレー 東京女子体育大学となった。


男子の3000メートルは、山梨学院大 伊藤潤二(3年・山梨学院)が「瀬谷和三先輩が最初からダッシュしてくれたので、スピードを上げられ引き離す条件が整ったので、残り4周で勝負どころだと思い先頭に立った」と余裕を持ってゴールし優勝した。伊藤は昨日の1500メートルと合わせて2冠となった。
男子の1000メートルは、波乱のレースとなった。先頭を滑る山梨学院大 藤本貴大(4年・文徳)がゴール寸前で他の選手に押され転倒、押した選手は反則で失格。1位でフィニッシュの筈の他の選手がキッキング(足をあげ危険な行為)で失格し、4位を滑っていた山梨学院大学 青木充(4年)が優勝した。青木は「運が大きく左右したレースだった。4周目までは先頭を奪っていたが、5周目につかまった。あきらめずに滑っていたのが幸運につながった」と照れ笑いをしていた。藤本は「優勝する自信はあった。後ろから追突され転倒したのは気が緩んだ自分の不徳の致すところ」と2位となった。
男子5000メートルリレーは、実力に勝る山梨学院大学[吉澤純平、青木充、藤本貴大、瀬谷和三]が、2周以上の差をつけゴールした。
吉澤純平主将は「キャプテンとして、初めての試合だったので優勝できてほっとしている。気持ちを切り替えて、全日本選抜ショートトラックスピードスケート選手権大会に臨みたい」と述べた。
篠原祐剛コーチは「インカレとはいえ、厳しいレースもあった。来週の全日本選抜ショートトラックスピードスケート選手権大会に向けて、シミュレーションを課した大会でもあった。当然、課題も出たが、ポイントを押さえながら、前でレースをするということができるようになった。あと、1週間で課題や体調を調整し、もう一度気合を入れて臨んでもらいたい」と述べた。
川上隆史監督は「男子は、総合優勝2回目の全種目制覇(5種目)と2回目の5連覇で15回目となった。先輩たちが築いてきた伝統を守り、また新しい歴史を築くことができ、本当に嬉しい。女子は2人で良く戦い8位と大健闘した。素晴らしいチームの監督で本当に幸せ」と語った。


■ 1000メートル決勝 ※アルバムはこちら
【 男 子 】1位 山梨学院大学 青木充(4年)、2位 山梨学院大 藤本貴大(4年・文徳)3位 失格該当者なし
【 女 子 】1位 順天堂大 貞包紘子(2年)、阪南大 小澤美夏(3年)、3位 筑波大学 酒井智美(3年)
■ 3000メートル決勝 ※アルバムはこちら
【 男 子 】1位 山梨学院大 伊藤潤二(3年・山梨学院)、2位 慶應義塾大 田上真一(4年)、3位 中京大学 中山翔(4年)
■  男子5000メートルリレー ※アルバムはこちら
1位 山梨学院大[吉澤純平、青木充、藤本貴大、瀬谷和三]、2位 福岡大学、3位 阪南大学 
■ 女子3000メートルリレー
1位 東京女子体育大学[本宮春佳、滝口彩、加藤未香、久保田美里]

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