第57回男子・第18回女子 全国高等学校駅伝競走大会出場壮行会
山学全校生徒 激励の千羽鶴と花束手渡す
男・女 〜山梨代表として「アピール」「楽しく走り抜く」〜
 

山梨学院大学附属高等学校生徒会(会長・石井伶奈)は12月15日、同校体育館で第57回男子・第18回女子 全国高等学校駅伝競走大会出場壮行会を行った。全校生徒約900名が手拍子で出迎える中、キャプテンを先頭に駅伝部員が入場した。古屋忠彦校長は「学園は60周年を迎え、渡辺監督を招いた。伝統を受け継ぎながら、新たな駅伝元年にしていただきたい。全国のハードルは高いが、選手には山梨県代表として、等身大の走りをしてもらいたい」と挨拶。山口巧男子主将は「全力を出し切り悔いの残らぬように一生懸命走り、山梨県と山梨学院をアピールしてきます」と、保坂衣里女子主将は「山梨県代表として、楽しく走り抜き襷を繋いで行きたいです」と決意を述べた。生徒会役員から両主将に激励の千羽鶴と花束が手渡され、チアリーダー、応援団、ブラスバンドによるエール、全校生徒による応援や校歌斉唱が行われた。選手は12月24日、都大路を山梨県代表として激走する。

全国高等学校駅伝競走大会は47都道府県を勝ち抜いた男女各47校が、男子は西京極陸上競技場から国際会館の折り返し7区間42.195kmを、女子は西京極陸上競技場から室町小学校前の折り返し5区間21.0975kmを、故郷を代表して襷を繋ぐ。

磯和春美毎日新聞甲府支局長は「11月3日は西湖で闘志に満ち、大変な激走や力走を目の当たりにしましたが、山梨県代表として都大路を前に、ますます闘志が湧いてきているここと思います。24日は、応援と走りとで、全校で完全燃焼しましょう。応援を一生懸命行い選手に声援を届け、選手は声援を確り受けとめて自分の力を100%発揮して頑張ってください」と激励の言葉を述べた。

志村生徒会副会長(2年)は「県予選では、生徒や関係者の激励にこたえ、男女アベック優勝し、全国切符を手にしました。都大路には一部の生徒しか行けませんが、全校生徒で応援します。日頃の力を発揮して頑張ってください」と選手を激励した。

山梨県大会は男女ともに11月3日、富士河口町の西湖畔周回コースで行われた。男子は7区間(42.195キロ)で、13チームが参加。山梨学院の男子は、アンカー・古屋勇希(3年)が2位の山梨農林に2分39秒差をつける2時間13分48秒で都大路へのゴールテープを切り、第49回から9連覇を達成した。女子は、富士河口町の西湖畔周回コース5区間(21.0975キロ)で、11チーム(大月・白根オープン)が参加して山梨県予選を行った。山梨学院のアンカー・小林みずき(2年)が2位の韮崎に22秒差をつける1時間13分00秒で都大路へのゴールテープを切った。女子は、第5回、第6回と、第12回からの5連覇で、今回2年ぶり8回目の優勝となった
男子チームを代表して山口巧主将(3年)は「都大路出場の連続出場記録を9にすることができました。支えてくださった方々への感謝の気持ちを忘れずチーム一丸となり、全力を出し切り悔いの残らぬように一生懸命走り、山梨学院をアピールしてきます」と決意を述べた。
女子チームを代表して保坂衣里主将(3年)は「夏の九州合宿を中心に厳しいトレーニングに精一杯に励み、一人ひとり大きく成長することができました。都大路では、全員がベストコンディションで臨み、感謝の気持ちを持って、山梨県代表として、楽しく走り抜き襷を繋いで行きたいです」と決意を述べた。
箱崎孝久コーチは「厳しい戦いになるが、男子は、前半の勢いをもらい、とにかく粘りの走りで、チームベスト記録17位に、チャレンジしてもらいたい。女子は、今のコンディションを持続して確り走れば、ベスト記録の19以上の結果がだせる筈。一丸となって頑張りたい」と述べた。
渡辺繁生監督は「全国大会は厳しい闘いとなる。予選会のタイムでは、男子41位。女子37位。しかし、一人ひとりが力を出し切り、チームの力を信じ心と体を一つにして一丸となって戦えば、予選会順位では計り知れない結果をもたらすことができる。チームの持ち味を出し、近い将来、都大路でのベスト10に繋がる走りに心掛けて、チャレンジに満ちた強い笑顔で激走し、新しい山梨学院を表現したい」と語った。
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