山梨代表 山梨学院ペアーで15番目入場行進 
6回目のアベック出場となる入場行進 
〜 女子 1時間10分45秒県記録 突破に期待 〜
 

日本陸上競技連盟、全国高等学校体育連盟、毎日新聞社などは12月23日、京都府の京都市体育館で平成18年度全国高等学校総合体育大会、男子第57回・女子第18回全国高校駅伝競走大会開会式を行った。選手入場では、前年優勝校の男子・仙台育英高校(宮城)、女子・興譲館高校(岡山)が入場のあと、全国47都道府県の代表が男女ペアーで入場した。山梨県代表は15番目に山梨学院大学附属高校が、9年連続9回出場の男子・山口巧主将と、2年ぶり8回出場の女子・保坂衣里主将が、エントリー選手とともに6回目のアベック出場となる入場行進を行った。渡辺繁生監督は「女子は、県記録を破る1時間10分45秒をマークし、20番以内を目標としたい。男子は、厳しいレースとなるだろう。全員一丸となって頑張ってもらいたい」と語った。明日のレースは、女子出発10時20分、男子出発12時30分スタートで、西京極陸上競技場を発着点とする女子5区間(21.0975km)、男子7区間(42.195km)で行われる。

全国47都道府県の代表が男女ペアーで入場すると、国旗並びに日本陸連旗、高体連旗、毎日新聞社旗などが掲揚された。
前年優勝校の女子・興譲館高校(岡山)、男子・仙台育英高校(宮城)から、全国高体連会長杯、優勝旗、文部科学大臣杯、日本陸連会長杯、NHK杯が返還されると、両校にレプリカが手渡された。
全国高等学校体育連盟天沼照夫会長は「高校駅伝は、都大路の師走を飾るに相応しい風物詩として、全国の皆さんが楽しみにしている大変注目度の高い大会であります。また、高校駅伝は過去に記憶に残る数々の感動的なドラマがあり、多くのファンを魅了してまいりました。この大会は、日本はもとより世界の陸上競技の中長距離界で活躍する多くの選手が育っております。出場する皆さんは、明日の陸上界を担うトップアスリートです。練習で培った実力を遺憾なく発揮し、自信と誇りを胸に全力で走りぬく、高校生らしい健やかで爽やかな姿を全国の観衆の皆さんに見せてほしい」と挨拶。
選手宣誓を、前年優勝校の男子・仙台育英学園高校(宮城)の棟方雄己副主将(2年)が「47都道府県の男女チーム選手一同は、2007年大阪大会、2008年北京オリンピック大会へ、大きな夢を抱きながら、持てる力を最大限に発揮し、高校生らしく爽やかなレースを展開することを誓います」と、力強く爽やかに宣誓した。
続いて、15年連続出場の宮城県の仙台育英高校(男子)(女子)、富山県の富山商業高等学校が表彰され閉会した。
アベック出場(全国10校)となる山梨学院の、女子・保坂衣里主将は「皆、調子が上向いている。明日はベストの走りが出来ると思う。ポイントは、1区ドリカと2区、5区の長い距離でタイムを稼ぎ、3区と4区が上手く繋ぐことができるかどうか。全員、一致団結して目標タイム1時間11分をきる走りで、山梨県代表として上位を狙いたい」と述べた。男子・山口巧主将は「皆、調子は良い。明日は全員で積極的なレースを心掛けて、2時間7分51秒の山梨学院の記録を塗り替えたい。チーム一丸で山梨代表として頑張りたい」と述べた。
箱崎孝久コーチは「女子は最高の仕上がり。12月9日に記録会を行ったが、予選会で補員だった森永千晶(2年)が自己ベストを更新するなど、チームのタイムは向上している。京都に入っても、チームの状況はすこぶる良い。2年前に山梨学院がマークした1時間11分11秒の19位を、破る可能性は大。男子は、3区までの貯金を粘りの走りで堅持してもらいたい」と述べた。
渡辺繁生監督は「女子の調子は、こちらに入っても上がっている。予選会の時とは、オーダーを大幅に変えた。明日は、2区の森永千晶(2年)と3区の鈴木香和(3年)がキーポイントとなる。選手が緊張せずに1区オバレ・ドリカ(2年)の貯金を後につなげて、1時間11分11秒を切る走りをしてもらいたい。できれば、県記録を破る1時間10分45秒をマークし、20番以内を目標としたい。男子は、厳しいレースとなるだろう。とにかく、襷を繋いで、繋いで、全員一丸となって頑張ってもらいたい」と語った。

■【女子オーダー】5区間(21.0975km)
☆ 1区 オバレ・ドリカ(2年)、2区 森永千晶(2年)、3区 鈴木香和(3年)、4区 岸麗佳(1年)、5区 外川友香(2年)

■ 【男子オーダー】7区間(42.195km)
 ☆ 1区 オンディバ・コスマス(2年)、2区・山口巧(3年)、3区・尾崎博(2年)、4区・松浦光(3年)、5区・今村圭佑(2年)、6区・古屋勇希(1年)、7区・小池郁斗(2年)

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