特定非営利活動法人大学コンソーシアムやまなし
7大学106科目 単位互換協定書締結
〜 大学全入時代を大学間連携で特色を出して勝ち抜きたい 〜
 

特定非営利活動法人大学コンソーシアムやまなし(貫井英明理事長)は1月31日、甲府市・ホテル談露館で単位互換事業参加大学間における単位互換に関する協定書調印式を行った。山梨大学、山梨県立大学、山梨学院大学、身延山大学、山梨英和大学、山梨学院短期大学、帝京学園短期大学の7大学が106科目の単位互換に関する協定書に調印した。大学コンソーシアムやまなしの理事長・貫井英明山梨大学学長は「大学コンソーシアムやまなしは、9月に山梨高等教育機関連絡協議会を発展解消して県内12大学で設置した。このうち7大学が単位互換部会の単位互換事業に参加調印した。少子化で大学全入時代を迎えて厳しい状況にあるが、一大学で特色づくりを行うのではなく各大学が特色を出し合って、厳しい状況を勝ち抜くとともに学生たちが成長するような環境をつくり、併せて地域貢献にもつなげたい」と述べた。参加大学の山梨大学 貫井英明学長、山梨県立大学 鶴見尚弘学長、山梨学院大学 古屋忠彦学長、身延山大学 宮川了篤学長、山梨英和大学 木田献一学長、山梨学院短期大学 三神敬子学長、帝京学園短期大学 岡田啓助副学長が確りと握手を交わし連携を誓った。


特定非営利活動法人大学コンソーシアムやまなしは2006年9月21日、山梨高等教育機関連絡協議会を発展解消して「山梨県内の大学、短期大学及び地域社会に対して、大学間相互の連携による多様な交流機会の提供、教育・研究の相互補完・向上と成果の還元、全国への情報発信に関する事業を行い、大学及び短期大学の特色ある発展を支援するとともに、地域の活力向上と地域経済の活性化に寄与すること」を目的に発足した。参加大学は、山梨大学(理事長)、山梨学院大学(副理事長)、山梨県立大学(理事)、都留文科大学(理事)、帝京科学大学(理事)、身延山大学(理事)、山梨英和大学(理事)、健康科学大学(理事)、放送大学山梨学習センター(理事)、大月短期大学(理事)山梨学院短期大学(理事)、帝京学園短期大学(理事)の12大学。事業構成は、@情報交換・交流・発信事業、A調査等受託事業、B単位互換事業、C生涯学習事業、D高大連携事業、Eインターンシップ事業、F学生交流事業、G留学生支援事業、H図書館連携事業となっている。 
単位互換事業は、多様化する学生ニーズに対応した、多様な受講機会を提供する。また、各大学に共通する科目を一元的に提供することにより、スケールメリットを活かしたコスト縮減を実現することを目的としている。
平成19年度単位互換予定科目は6大学106科目。山梨大学が「比較教育論」「発育発達論」「英米表象文化論」「市民活動とボランティア組織」「環境遺伝医学」「看護教育論」「家族看護論」など22科目。山梨県立大学が「地域振興論」「国際協力論」「日本語の方言と山梨」「生活健康科学」など10科目。山梨学院大学が「少年法」「医事法」「自治体行政学」「都市政策」「地域おこしと生涯学習」「メディアとビジネス」「女性とキャリア形成」「資格経営学T」「資格簿記T」「流通論A」「中小企業経営論T」「経営管理論T」など53科目。身延山大学が「仏教福祉学概論」「日蓮学入門」「中国仏教史T」「インド仏教史T」「仏教美術の基礎知識」など13科目。山梨学院短期大学が「哲学」「山梨の自然」「人間と教育」など7科目。帝京短期大学が「自然観察」1科目。山梨英和大学は平成19年度の科目開講はなく20年度から開講を予定している。

平成19年度単位互換予定106科目一覧
アルバム