山梨学院大学空手部の片田貴士選手(同大スポーツ研究員)、内海健治選手(4年生)、大木格選手(3年生)は4月9日、山梨学院カレッジスポーツセンターの下田正二郎センター長を訪れ、全日本空手道連盟の男子団体形のナショナルチームに選考されたと報告を行った。下田センター長は「スピード感溢れる演舞で、長谷川先生たちの築き上げた連覇の栄光を継承してもらいたい」と挨拶、三人は「これから、ますます精進し10月のアジア大会に勝ち、2008年東京で行われる第19回世界大会で優勝したい」と力強く述べた。
下田センター長は「君たちの恩師である長谷川克英先生、長谷川伸一先生、長谷川行光先生が守ってきた団体形のナショナルチームに選考されたと聞き、まずほっとしました。空手はKARATEとして世界のスポーツとなっている。これから、君たちは日本代表としてアジア、世界と目指して行きますが、『スピード感溢れる』というのが、テーマになると思います。技の切れ、力強さが在って、スピードある演舞ができる。スピードと力は表裏一体なのです。世界で日本人が勝つためには、365日の継続的練習と、そして計画的に行うウエイトトレーニングなどの努力で、やっと世界で通用すると思う。チャンピオンには、長谷川先生たちのコピーで無く、山梨学院チームの形ができて、初めて成れると思う。三人で先生たちの築き上げた連覇の栄光を継承しKARATEのチャンピオンに君臨してもらいたい」と、労い激励した。
片田選手は「4か月前から私生活から一緒に過ごし、呼吸を合わせることに努めた。技術のレベルも上がり、今回の選考会では他チームより抜きん出ていた。しかし、第一関門を突破しただけで、10月にマレーシアで行われるアジア空手道選手権大会、2008年に東京で行われる世界空手道選手権大会に備え、長谷川克英先生、長谷川伸一先生、長谷川行光先生の第11回から第17回までの連覇の記録に少しでも近づけるように頑張りたい」と語った。
内海選手は「三人で暮らす4か月間で、自分自身が変わっていくのがわかった。これからはナショナルチームとしての自覚をもち、さらに精進して長谷川門下生として山梨学院チームとして世界を制したい」と語った。
大木選手は「平成18年10月にフィンランド国のタンペレ市で行われた第18回世界空手道選手権大会の男子団体形で、長谷川伸一先生(12回)、長谷川行光(10回)先生と一緒に初出場しました。しかし、私が足を引っ張り銀メダルに終わりました。新メンバーで世界大会を優勝で飾り、長谷川先生たちに恩返しがしたい」と語った。
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