東日本学生レスリング連盟(神原繁委員長)は5月18日、東京の駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で2007東日本学生レスリングリーグ戦(最終日)の7回戦と優勝決定戦を行った。試合はフリースタイルの団体戦7階級で行われた。山梨学院大学は1部Aグループ5勝1敗で最終日をむかえた。7回戦を国士舘大と対戦し、エース・大澤茂樹(3年・霞ケ浦)始め全員の活躍で7対0と全勝し6勝1敗とした。日本体育大学と早稲田大学は5対2で日体大が勝った。この結果、Aグループは山学大、日体大、早大が6勝1敗で並んだが、勝ち数が同じ場合は勝ち点が高いチームが上位となるというルールで、Aグループ1位 日体 大(40勝9敗)、2位 山学大(38勝11敗)、3位 早大(35勝14敗)となった。優勝決定戦はAグループ1位の日体大とBグループ1位の日本大学が対戦して、日体大が5対2で勝ち2連覇(25回目)の栄冠に輝いた。
山学大は1部Aグループ最終日、日体大とともに5勝1敗で、6戦0敗の早大を追う展開となった。対戦は、山学大と国士舘大、日体大と早大の4強が激突した。山学大は、55kg 小俣将(2年・霞ケ浦)、60kg 大澤茂樹(3年・霞ケ浦)、66kg 森川一樹(2年・霞ケ浦)、74kg 奈良部(3年・霞ケ浦)、84kg 三井克彦(3年・関宿)、96k g 山本雄資(3年・多度津工業)、120kg ボリス・ムジコフ(3年・エリスタ第19)の全階級が勝ち6戦1敗とした。山学大は、早大が日体大に5対2で負け、3大学が6戦1敗で並んだが、勝ち点で日体大に及ばずAグループ2位となり、優勝決定戦に進出できなかった。
■三井克彦主将(4年・関宿)は「優勝できなかったのは悔やまれる。昨日の早大戦に負け、チームが変わった。その後、日体大戦に勝ち、今日は国士舘大戦に満足のいく試合ができた。来年は、日体大と離れて戦える良い位置で後輩に託せ、最低限の仕事はできたと思う。残りのシーズンは、同じ轍を踏まず部員全員で頑張りたい」と述べた。
■高田裕司監督は「今日の国士舘大戦は見事だった。この2位は来年に向けて大変意義ある勝利となった。レスリングにタラレバはないが、早大戦が悔やまれる。55Kgの第1セット終了間際のほんの一瞬に気を抜き、勝てる相手に負けた。これが全てだった。優勝できるチャンスだった。監督の采配ミスといえばそれまでだが、選手選考は色んなことを思って選出する。選手は、自分の持っている力を出し切り、その信頼に応えなければならない。来年は日体大とグループ がわかれる。主力は、主将を除いて6階級で残る。攻めるレスリングに徹して、全力で集中してミスをなくし、優勝を勝ち取ってもらいたい」と語った。
●優勝 日本体育大学、準優勝 日本大学
●1部Aグループ、1位 日本体育大学、2位 山梨学院大学、3位 早稲田大学、4位 国士舘大学、5位 東洋大学、6位 神奈川大学、7位 大東文化大学、8位 東京農業大学。
●1部Bグループ、1位 日本大学、2位 拓殖大学、3位 専修大学、4位青山学院大学、5位 明治大学、6位 中央大学、7位 群馬大学、8位 法政大学。
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