全日本学生柔道連盟・毎日新聞は6月24日、東京都・日本武道館で平成19年度 男子56回全日本学生柔道優勝大会の最終日を行った。山梨学院大学は、初日の1回戦から出場し、慶応大学を6対0で破り最終日に臨んだ。2回戦は大阪産業大学に3対1で勝ち、3回戦は國學院大学を2対1で降した。準々 決勝は、奇しくも昨年と同カードとなった東海大学と対戦し0対5で敗れ、ベスト8の壁を破れなかった。山梨学院は、3回戦と準々決勝は若い力で臨み、粘りのある柔道で、来年に期待を抱かせる勇姿を披露した。
山梨学院は、1回戦を慶応大学と対戦し、先鋒の安達孝男(3年・開星)、次鋒の増田考啓(3年・日南農林)、中堅の橋本健太(4年・武蔵越生)、三将の剣持勇生(4年・前橋育英)、副将の増渕暢(4年・白鴎大学足利)、大将の原田悠聖(2年・東海大学附属第二)が勝ち、五将の緑川和輝(3年 ・田村)が引き分け、6対0とし2回戦に進出した。
2回戦は大阪産業大学と対戦、先鋒の杉山良太(1年・鎮西)、次鋒の増田考啓(3年・日南農林)、大将の原田悠聖(2年・東海大学附属第二)が勝ち、五将の島田裕史(3年・埼玉栄)、中堅の増渕暢(4年・白鴎大学足利)、三将の長谷川賢(3年・武相)が引き分け、3対1とし3回戦に進出した 。
3回戦は國學院大学と対戦、五将の増田考啓(3年・日南農林)、中堅の杉山良太(1年・鎮西)が勝ち、先鋒の増渕暢(4年・白鴎大学足利)、三将の島田裕史(3年・埼玉栄)、副将の笠井宝聖(1年・国士舘)、大将の原田悠聖(2年・東海大学附属第二)が引き分け、2対1で準々決勝に駒を進め た。
準々決勝は奇しくも昨年と同じ東海大学と対戦した。先鋒の杉山良太(1年・鎮西)が注意、次鋒の増田考啓(3年・日南農林)が大内刈り、五将の長谷川賢(3年・武相)が返し技、中堅の増渕暢(4年・白鴎大学足利)が上四方固め、三将の原田悠聖(2年・東海大学附属第二)が足払いで負け、副将 の島田裕史(3年・埼玉栄)、大将の笠井宝聖(1年・国士舘)が引き分けて0対5で敗れた。
■主将の増渕暢(4年・白鴎大学足利)は「東海大学とは、0対5と力の差が歴然としていた。しかし、4年生は自分一人で、あとは全て後輩。そのうち後輩2人が引き分けだった。今大会はしぶとい柔道ができたと思う。年々、チームの地力はついてきている。後輩たちには、この悔しさを忘れずに、さら に粘り強い柔道を究めて、栄光の歴史をつくってほしい」と述べた。
■西田孝宏監督は「國學院に競り勝って、ベスト8は死守したいと思っていた。当初の目論見は果たせた。あわよくば、東海大学に一人でも多く勝って距離を縮めたいと思っていた。國學院と東海戦は、主将以外は3年生以下なので若い選手が、この経験を生かして来年はベスト8の壁を打ち破り、準決勝、決勝へ と駒を進める力をつけて来年戻ってきたい」と期待を込めて語った。
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