山梨学院大学学生センター(込山芳行センター長)は7月3日、平成19年度春季山梨学院学生チャレンジ制度認定書授与式を、同大のシーズシアターで行った。この制度は、学生時代にチャレンジしたい企画に大学が資金面でバックアップする制度で、大学、短期大学、専攻科から16件の応募があり、その中か ら10件が認定された。認定式では、古屋忠彦学長が「大学は挑戦のステージである。目標を定めて邁進することが、若者の特権。皆さんのチャレンジに期待します」と挨拶。選考委員長の込山センター長から認定代表者一人一人に認定書と山梨学院のマスコット『アルティ&ベッキー』が手渡された。認定者を代表して、関野譲( 商学部3年)さんが「私たちは、山梨学院学生チャレンジ制度で認定されたことの意義を理解し、奨励金を有意義に活用させていただき、認定された企画を素晴らしくするように頑張ります」と決意を述べた。
■宮澤政子(食物栄養科2)藤井ゼミ代表は「心臓病・高血圧症・糖尿病などの生活習慣病の予防や、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防には、不適切な食事が起因の一つと考えられています。また、ダイエットで不健康になる人たちも増えています。このような事案を食から予防出来たらと、約10名で『山梨県食育ボランティア活動のための教材作成 〜地域の医療機関と連携した健康的な献立作成支援活動〜 』のプロジェクトチームを立ち上げ、チャレンジ制度に応募しました。具体的には、主食(ご飯、うどんなど)を200カロリーとし、メーンディッシュとなる肉や魚などの主菜を200カロリー。主菜に添えて出す副菜を、イモやカボチャなどの煮物60カロリーと、和え物やスープなど40カロリー、合計500カロリーのレシピを出切る限り作成する予定です。食材、分量、調理方法などのレシピ は、写真入りで一般の方でもわかりやすく作成し、県内の食事指導の関係機関などに配布して、地域の方に利用してもらい、山梨県の食育推進に貢献したいと考えています。認定されて本当に嬉しいです」と認定の喜びをにこやかに語った。
■神野藤裕人(法学部3)上條ゼミ有志代表は「山梨の特産物の葡萄から山梨のことを知ろうと、上條ゼミの有志で後継者不足の葡萄農家へ、月1回ボランティアで葡萄栽培の手伝いに行っています。この経験を生かして、『ぶどう栽培ボランティア 〜ぶどう農家の相続実態調査〜』を法的なアプローチから調査し てみようということになりました。調査内容は、葡萄栽培を継続するために、どのような相続形態をとっているのかです。調査対象は、山梨県甲州市勝沼菱山地区の葡萄農家です。6月から11月に月1回、栽培ボランティアをします。11月から12月に勝沼公民館で、ヒヤリングを行う予定です。その後、実態をレポートにまと め公表するというものです。今回、応募して採択され、光栄に思うとともに調査への責任を実感しています」と、気を引き締め語った。
■平成19年度春季学生チャレンジ制度認定企画一覧
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