日本水泳連盟(林利博会長)は9月8日、東京都・東京辰巳国際水泳場で第83回日本学生選手権水泳競技大会(第2日目)を行った。山梨学院大学女子は、100mバタフライで加藤ゆか(3年)が他の選手を寄せ付けずに、自身の昨年マークした大会新記録を0秒81上回る58秒86で2連覇を達成した。団体順位 は、200m自由形で長谷川幸美(4年)が5位、100mバタフライで加藤ゆか(3年)が1位、飯窪麻未(2年)が8位などで得点し、1位の鹿屋体育大学に次ぐ2位を堅守した。
山梨学院大学女子は、100mバタフライ決勝で加藤ゆか(3年)と飯窪麻未(2年)の注目選手が出場。加藤はスタートを0秒72で奥村綾香(近畿大学)に次ぎスタート、間もなくすると奥村を抜き、50mを27秒29で2番手の押見正恵(長岡大学)に0秒68の差をつけトップでターン。そのままリードを広げ 、自身の昨年マークした大会新記録を0秒81上回る58秒86で2連覇を達成した。飯窪は0秒73の3番目にスタートを切り、50mを28秒43の3番手でターン。しかし、後半伸びずに1分1秒66で8位となった。
加藤ゆかは「皆の応援が後押ししてくれて、58秒台のタイムで今季を締めくくれた。日本記録を狙っていたが逃したので少し悔しい。オリンピック選考会では日本新記録を絶対出したい。そのために、仲間と練習に練習を重ねて、持ち味のスピードを前半で発揮し、後半は力で泳げるように頑張りたい」と述べた。
神田忠彦監督は「加藤は日本記録が射程距離となった泳ぎをしてくれた。全てが向上して、泳ぎが大きくなっているので50mのストロークが合わない。それとラスト5mでもうひとかきしようか迷いひとかきしたのが、日本新記録を樹立できなかった原因。調子が良すぎる結果なので、今後に期待したい。団体は、選手が一致団決して少ない人数で、全力で良く頑張ってくれている。明日は最終日なので、もうひと頑張りしてもらいたい」と語った。
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