山梨学院広報室
第86回全国高校サッカー選手権山梨県大会(第3日目)
山梨学院 甲府工業に1対0一矢報う
〜DF・木村のフリーキック オウンゴール誘う〜

山梨県サッカー協会、山梨県高等学校体育連盟などは10月27日、山梨学院和戸サッカー場、日本航空高校、石和高校で第86回全国高校サッカー選手権山梨県大会(第3日目)を行った。シード校の山梨学院附属高校は、山梨学院和戸サッカー場で甲府工業高校と対戦した。前半8分、左サイドのハーフライン付近で甲 府工業の反則からセットプレーを得ると、DF・木村裕人(2年)のフリーキックが相手選手のオウンゴールを誘い1対0とした。これが決勝点となり、昨年の準々決勝で0対3と完敗した甲府工業に一矢報いた。山梨学院は準々決勝を10月28日午前11時から韮崎中央公園芝生広場で、シード校の富士河口湖高校を破った日本航空高校と準決勝進出を賭けて戦う。


山梨学院は1年生軍団で臨んだ昨年の準々決勝で甲府工業に、「基本もフィジカル面も気持ちの強さも鍛えて行きたい」(高木監督)と0対3の完敗だった。試合前に高木理己監督は「敵は己にある。緊張して何もできない己にある。一歩前に出られない己にある。昨年、甲府工業に0対3で負けた。この殻を破らなければならない。1年間この日のためにトレーニングを積んできた。胸のエンブレムに恥じないよう80分間戦おう」と選手に激を飛ばした。山梨学院は立ち上がりから積極的に攻め、相手 にプレッシャーをかける。前半8分、左サイドのハーフライン付近で甲府工業の反則からセットプレーを得ると、DF・木村裕人(2年)のフリーキックが相手選手のオウンゴールを誘い1対0とした。これが決勝点となり、昨年に完敗した甲府工業に一矢報いた。
オウンゴールを誘ったDF・木村裕人(2年)は「ゴールキーパーの右にスペースができたので、そこを狙ってキックしたボールが途中で相手DFに当たりゴール左隅にオウンゴールした。1年生の時は試合に出られなかったが、昨年甲府工業に負けて悔しかった。決勝点となり嬉しい」と述べた。
GKの岡西宏祐(2年)は「昨年は甲府工業に3点とられ何もできなかったが、今年は相手からシュートらしいシュートが一本もなかった。最後の最後、圧されていても大丈夫だと思った。今年、勝って借りを返せてよかった」と述べた。
キャプテンの佐野功治(2年)は「チームは自分たちを信じて戦い、危なげのない試合だったが、相手のロングパスを跳ね返すだけで短く繋ぎ攻めることができずに決定力に欠けた。しかし、昨年、甲府工業戦に負けたことを原点にやってきただけに、オウンゴールの勝ちだが勝ててよかった。明日は人とボールが動くサッ カーをして勝ちたい」と述べた。
高木理己監督は「トーナメント方式の大会では、次のステージに進むことが最低限の課題。今日は全員が一致団結して、その課題をクリアしてくれた。しかし、得点チャンスが多かったが決めるべきところで決められなくて、自分たちでゲームを崩してしまう課題が残った。明日は来るべきチャンスを、強い気持ちを持って物にしてもらい たい」と述べた。
横森巧総監督は「一言でいえば一生懸命、無我夢中で戦った。1点奪ってから勝ちを意識してか、相手のロングボールで縦に長く出す攻めに合わせて、前後のラリー戦となり攻めが単調になった。明日は、強い気持ちで一人でも受け身にならずに自分たちのサッカーに徹し、サイドを崩されないようにして前半を耐えられれば、必ず後半チ ャンスが生まれる」と語った。
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