山梨学院広報室
第86回全国高校サッカー選手権山梨県大会(準々決勝)
山梨学院 日本航空に2対1で準決勝へ
〜前半MF・碓井 後半FW・佐野 1年コンビが活躍〜 

山梨県サッカー協会、山梨県高等学校体育連盟などは10月28日、韮崎中央公園芝生広場と韮崎中央公園陸上競技場で第86回全国高校サッカー選手権山梨県大会(準々決勝)を行った。シード校の山梨学院附属高校は、韮崎中央公園芝生広場で日本航空高校と対戦した。前半19分、MF・碓井鉄平(1年)の中央やや右から放ったミドルシュートが弧を描きゴール右に吸い込まれ先制点を奪った。前半29分セットプレーから崩され同点とされた後半の10分、左コーナー付近でFW・佐野敬祐(1年)が大きくトラップしてディフェンダーとゴールキーパー をかわしてゴール左隅にシュート。これが決勝得点となり2対1で勝ち準決勝に進出した。山梨学院は11月3日午前11時から小瀬陸上競技場で、昨年の覇者で今年のインターハイ県予選優勝の帝京第三高校と決勝進出を賭けて戦う。


山梨学院の高木理己監督は「勝って自分たちのサッカーを証明したい。相手が上だと思って、強い気持ちを持って、強気で戦おう」と選手をピッチに送り出した。立ち上がり敵陣地に攻め上がりプレッシャーをかける。前半19分、MF・碓井鉄平(1年)の中央やや右から放ったミドルシュートが、弧を描きゴール右に吸い込まれ先制点を奪っ た。しかし、前半29分、相手のセットプレーから崩され1対1の同点とされた。両チームの攻防が激しさを増した34分、相手選手がたまらず反則しイエローカードを受けると、累積のレッドカードが続けて出されて退場。後半10分、左コーナー付近でFW・佐野敬祐(1年)は大きくトラップして相手をかわして、ゴール左隅 にシュートし勝ち越しとなる得点を挙げた。残り4分、航空のオフサイドトラップ、終了間際にはオーバーラップでゴールキーパーも参戦しての猛攻を受けるが、センターバックが死守し2対1で勝利した。 
ミドルシュートで先制したMF・碓井鉄平(1年)は「相手が早くボールを取りに来たので右足で左へ切り返した。FW・佐野が相手をブロックしてくれたので左足でゴール右にシュートした」と述べた。
決勝得点を奪ったFW・佐野敬祐(1年)は「大きくトラップして相手の裏を取れたのでセンターリングする予定だったが、キーパーが倒れかかったのを感じたので、集中してゴールを狙った」と述べた。
キャプテンの佐野功治(2年)は「立ち上がり1年の碓井がミドルシュートで1点を取ってくれたのでリズムに乗った。しかし、相手のセットプレーで足が止まって集中力が切れ、そのすきを突かれて失点した。後半は、速いパスで人とボールが動くサッカーがやれ、その中で1点取れたのが良かった。最後、航空にロ ングボールで反撃されたがセンターバックが良く守ってくれた。帝京戦はコツコツやってくるチームなので、速く人とボールが動くサッカーに徹して勝ちたい」と述べた。
高木理己監督は「相手が一人退場になったことで戦いが難しくなった。一人多い中で、どこで数的優位を守備と攻撃に生かすかがポイントとなった。機会をうかがっていた後半10分、佐野の得点でうまくリズムに乗れた。これで、リスクを冒さずにサッカーをすることができた。帝京三とはインターハイ県予選で1対1だった。帝京 三と戦えるチャンスをもらえたので、勝ちに拘りたい。そして、小瀬に見に来てくれる小学生が山梨のサッカーをしたいと思えるような好ゲームをしたい」と述べた。
横森巧総監督は「重苦しい雰囲気の中で、勝ったことに価値がある。相手の退場というラッキーな面もあったが、前後半1・2年生チームが崩されることはなかった。むしろ強かに戦った。後半終了の4分間は長かった。こうした重苦しい緊張感のある中での勝ちで、選手はワンランク上になった。帝京三とは互いが、良く分かってい る。勝ちを意識するとプレッシャーにやられる。胸を借りるつもりでリラックスして、自分たちのサッカーをしたい。無力の中に勝利を求めて戦うことだ」と語った。
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