山梨学院広報室
男子第57回全国高校駅伝競走大会山梨県予選
山梨学院 10連覇の偉業
〜全国高校駅伝競走大会10回連続の出場権を獲得〜

山梨県教育委員会・山梨県高等学校体育連盟・山梨陸上競技協会・毎日新聞甲府支局は11月3日、富士河口町の西湖畔周回コース(42.195キロ)で、男子第57回全国高校駅伝競走大会山梨県予選を行った。14チームが西湖レストハウス前を一斉にスタートし、西湖7区間で競われた。山梨学院大学附属高校は、1区・オンディバ コスマス(3年)がトップで2区・穴水勇太(1年)につなぐと、穴水も区間1位で3区・尾崎博(3年)につないだ。3区・尾崎は区間2位、4区・串田優大(1年)は区間1位、5区・ 小池郁斗(3年)は区間1位、6区・岡田一幸(1年)は区間3位、アンカー7区・古屋勇希(2年)は区間3位の走りで、2位の山梨農林高校に59秒の差をつけ2時間14分35秒で、10連覇10回目の優勝のゴールテープを切った。山梨学院は、12月23日に京都市の西京極陸上競技場を発着点に行われる男子第58回全国高校駅伝競走大会の出場権を獲得した。また、1位 山梨学院、2位 山梨農林、3位 巨摩、4位 桂、5位 甲府工業、6位 山梨園芸は、11月行われる男子第60回関東高校駅伝競走大会の出場権を獲得した。


男子14チームが午前11時00分に、西湖レストランハウス前を一斉にスタートした。山梨学院は、1区(10km)のオンディバ コスマス(3年)は、「チームのために少しでも多く差を広げる走りに心掛けてスタートした」と、すぐに独走態勢に入った。「今日はお尻と右足の痛みが、多少気になり思う走りが出来なかった」。また「7キロから8キロまで向かい風でロスした」と、昨年を13秒下回る走りで爆走が影を潜めた。しかし、2位の山梨農林に3分03秒の 差をつけて2区・穴水勇太(1年)にトップでつないだ。
2区(3km)の穴水勇太(1年)は「コスマスが絶対トップで来ることが分かっていたので、自分のところで流れが変わらないように」とスタートした。「1キロの入りはリラックスして良い走り」とリズムよく走る。「中盤以降、力み過ぎて思い通りの走りができない」と我慢の走りで、9分16秒の走りで2位の山梨農林に3分04秒の差で、「信頼できる先輩」の、キャプテン3区・尾崎博(3年)にトップで襷を委ねた。
3区(8.1075km)の尾崎博(3年)は「自分でタイムを離して皆を安心させる走り」に心掛けてスタートした。「1キロの入りは、良かった」。しかし、「2キロから足があまり動かなくなった」。「中盤以降、1キロ3分15秒のペース」と、26分17秒の区間2位の走り出で2位の山梨農林に2分57秒の差で、4区・串田優大(1年)にトップで襷をつないだ。
4区(8.0875km)の串田優大(1年)は「急きょ4区を走ることになったので、不安だったが自信を持って走るように心掛けて」スタートした。「1キロは設定通りの走りができたが、4キロ過ぎに足が重くなり体が思うように動かなくなった」と、普段の走りが出来ない。26分55秒の区間3位の走りで、2位山梨農林に1分51秒 と詰め寄られた。「『お願いします』と声を出して」5区・小池郁斗(3年)にトップで襷を委ねた。
5区(3km)の小池郁斗(3年)は「山梨農林が詰めてくるが、落ち着いて入りオーバーペースにならないように」と注意を払ってスタートした。「1キロ3分と自嘲しすぎた」走り。「中盤は良い走り」と軽快にとばす。「ラスト1キロで伸びがなかった」と、16分45秒の区間3位の走りで、2位山梨農林に1分59秒と8秒 広げ6区・岡田一幸(1年)につなげた。
6区(5km)の岡田一幸(1年)は「皆がつないできてくれたので、設定タイムどおりに走れるように」とスタートした。「1キロの入りは予定通りの走りができた」と順調にとばす。向かい風もあり「2.5キロから体が重たくなった」とペースダウン。「後半は最後の力を振り絞り走った」と、16分45秒の区間3位で2位山 梨農林に1分15秒と44秒縮められた。
アンカー7区(5km)の古屋勇希(2年)は「皆、頑張ってトップでつないでくれたので優勝でゴールできるように」とスタートした。「1キロは落ち着いて設定どおりではいれた」と安定した走り。「2キロから上げようと思ったが上がらない」。「3キロすぎて、下りになってもペースが上がらない」。「最後、チームメートの声援が聞 こえたので気力を振り絞ってゴールした」と、10連覇10回目の優勝のゴールテープを切った。
尾崎博(3年)主将は「チームは風邪と怪我などのアクシデントが多く苦しい戦いを強いられた。その中で、10連覇出来て嬉しい。全国大会では体調を整えて、先輩たちが残したタイムを抜く走りをしたい」と述べた。
渡辺繁生監督は「怪我と風邪で万全ではなかった。エース級のキャプテンの尾崎は昨日まで練習できていなかった。また、怪我で1人欠きタイム的には満足が行くものではないが、キャプテン中心に全員が良く頑張って、10連覇という偉業を成し遂げてくれた。1区・2区・5区の区間賞は想定通りだったが、2人のエース級の怪我と風邪 で3区・4区が想定外となり、記録的に満足のいくものではなかった。全国大会では体調を整え、10連覇に恥じない走りを披露したい」と語った。
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